大相撲の初場所で十両優勝した尊富士(たけるふじ)関(24)=本名・石岡弥輝也(みきや)=が2日、故郷の青森県五所川原市役所を訪れ、「さらに高みをめざして、みなさんにまた良い報告ができるようにしたい」と抱負を語った。 尊富士関は初場所で13…

 大相撲の初場所で十両優勝した尊富士(たけるふじ)関(24)=本名・石岡弥輝也(みきや)=が2日、故郷の青森県五所川原市役所を訪れ、「さらに高みをめざして、みなさんにまた良い報告ができるようにしたい」と抱負を語った。

 尊富士関は初場所で13勝2敗の成績を挙げ、新十両で初優勝という快挙を成し遂げた。185センチ、143キロと、関取の中では小柄だが、鋭い出足と力強い押しを武器に白星を重ねた。

 「地元のみなさんの顔を見ると、気が引き締まります。優勝の余韻に浸ってはいられない。夢は横綱なので、上の関取衆に食らいついていく」と意気込みを語った。

 五所川原市の後援会では、立佞武多(たちねぷた)をデザインした化粧まわしを贈る予定。佐々木孝昌市長は「来場所の化粧まわし姿が楽しみ。どんどん番付を上げていってほしい」と励ました。

 「相撲に迷いはありません。やれることを精いっぱいやっていきます」と尊富士関。同席した母親の石岡桃子さん(47)は「みなさんに愛される力士になってほしい」とエールを送っていた。(渡部耕平)