地元局記者が「大谷の契約が生み出す波及効果」を特集した 大谷翔平投手はドジャースに10年7億ドル(約1024億円)のメガ契約で加入した。今季も大きな注目が集まることは間違いないが、ワシントン州地元放送局「KIRO 7」で元MLB公式サイトの…

地元局記者が「大谷の契約が生み出す波及効果」を特集した

 大谷翔平投手はドジャースに10年7億ドル(約1024億円)のメガ契約で加入した。今季も大きな注目が集まることは間違いないが、ワシントン州地元放送局「KIRO 7」で元MLB公式サイトのジャック・バエア記者が「ショウヘイ・オオタニの契約が生み出す波及効果:MLB最大のスターからドジャースが儲けられること、儲けられないこと」と題して特集した。

 儲けられることは、可能な限りスポンサーのロゴを貼り付けることだ。「昨季(本拠地だった)エンゼルスタジアムのバックネットにある高額な広告枠には、バンダイナムコ、ダイソー、ヤクルト、レフトにある枠にもヨコハマタイヤ、フナイ、そしてまたもヤクルトの日系企業が広告を出した。これらの企業がドジャースタジアムに流れることが予想される。日本ではドジャースの名声は高いことに加えて、ヨシノブ・ヤマモトと契約をしたので広告料は(エンゼルスのときと比べて)高くなるだろう」と予想する。

 ドジャースは「今までユニホームパッチ、ドジャースタジアムの命名権を売りに出したことがない。売りに出されると断言することはできないが、オオタニはその殻を破る絶好の機会かもしれない」とした。ユニホームパッチとは、2023年から袖に導入された広告枠を指す。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シャイキン記者によると(NBAの)レイカーズとヤンキースはユニホームパッチを年間約2500万ドル(約36億6100万円)で売りに出している。ドジャースも(売りに出した場合)同様の規模になるだろう」と分析。

 またドジャースタジアムを改名する可能性については「(ユニホームパッチを導入する可能性と比べて)ずっと低いが、シャイキン記者は“ホンダ・フィールドatドジャー・スタジアム”のような命名であれば可能だと指摘した。ドジャースは2017年に命名権を年間1200万ドル(約17億5700万円)で売りに出すことを検討したと報じられてたが、シャイキン記者は今であれば、年間2000万ドル(約29億2900万円)になると予想している」。ユニホームパッチと合わせれば約66億円という莫大な利益を生み出すことを指摘した。(Full-Count編集部)