1Q2Q3Q4Q計早大453416立大00000▽得点者花井3、長谷2、森田2、筒井2、坂、寺田、長谷川、永岡、今井、中山、山口 東京六大学交流戦(六大学交流戦)の最終節、立大戦。前日に法大が明大を破ったことで、法大の優勝が確定したこの日…

 1Q2Q3Q4Q
早大16
立大
▽得点者
花井3、長谷2、森田2、筒井2、坂、寺田、長谷川、永岡、今井、中山、山口

 東京六大学交流戦(六大学交流戦)の最終節、立大戦。前日に法大が明大を破ったことで、法大の優勝が確定したこの日の試合は、その悔しさを晴らす絶好の舞台となった。立大とは、昨年の関東学生リーグ戦で敗北して以来の再戦。厳しい展開になることが予想された。しかし第1Q(クオーター)で4得点を挙げ流れに乗った早大は、以降第2Qで5得点、第3Qで3得点、第4Qで4得点と立大に付け入る隙を与えない。守備陣も要所、要所で相手の攻撃を防ぎ無失点で試合を終え、最終スコアは16―0の完勝だった。


先制点となるシュートを放ったDF坂龍斗(社学4=東京・早実)

 

 第1Qは、開始早々のフェイスオフからFO今井誠梧(文構3=東京・国分寺)が持ち出し、DF坂龍斗(社学4=東京・早実)にパス。そのまま、ロングシュートをゴールに突き刺した。この得点を境に早大攻撃陣が爆発。AT長谷優太郎(商3=東京・早実)がゴール裏から回り込み得点を決めると、MF寺田颯一郎(商2=東京・攻玉社)が自陣から一人でクリアを成功させ、そのまま相手Gが飛び出している隙にゴールに流し込む。更にAT花井コルトンヘイズ(国教2=アメリカ・マッキントッシュ)が相手DFを回転し交わしながら、ジャンプシュートを決めた。第2Qも早大の勢いはとどまることを知らない。MF長谷川靖眞副将(創理4=東京・早大学院)、AT花井、MF森田翔吾(法3=東京・早大学院)が立て続けに得点を決める。その後、先制点と同じかたちでFO今井からAT永岡秀斗(創理3=東京・早実)にパスが渡り、ゴールを奪う。更にフェイスオフからFO今井が一人で持ち運び、嬉しい六大学交流戦の初得点を挙げた。


この試合大活躍だったFO今井誠梧(文構3=東京・国分寺)

 

 後半も早大の猛攻が続く。相手GのパスミスからMF森田が得点を決めると、AT花井のロングパスをフリーで受け取ったMF中山紘(人科4=東京・早実)が冷静に追加点を挙げる。これを境に立大の守備陣の集中力が大きく低下。早大がボールを保持し続け、相手の数回のカウンターもきっちりとシャットアウト。結局、そこから試合終了までに5得点を挙げ、立大を寄せ付けなかった。


ボールを運ぶMF植村竜也(社学4=東京・早実)

 

 六大学交流戦を大勝で締めくくった早大。連覇とはならなかったものの、主力だった昨年の4年生が抜けた中でも戦えることを証明した。次戦は、3週間後の早慶定期戦。前回、惜しくも敗北を喫したあの舞台で「斎藤組」(昨年のRED BATS)のリベンジを果たしたい。

(記事 飯田諒、写真 廣野一眞)

コメント

FO今井誠梧(文構3=東京・国分寺)

―今日の結果を振り返っていかがですか

  最初の1Qや2Qは相手のFOにポゼッションされていて、DFに申し訳ない思いを持っていたので途中からフェイスオフのスタイルを変えて流れを変えようとしました。それが結果的にブレイクから一点を奪うことに繋がって、チームに勢いをつけることができたので良かったと思います。

―具体的にどういったところを変えたのでしょうか

 フェイスオフには膝をつけるスタイルと立ってやるスタイルがあります。膝をつけるスタイルから、立って行うスタイルに変えたことでそれがうまくはまりました。

―フェイスオフからの得点という流れが3回ありました。戦略などは立てていらしたのでしょうか

 日頃から、手元だけではなくフィールドに参加するという意識を持って練習していました。練習の成果が出たので良かったと思います。

―早慶定期戦の意気込みをお願いします

 慶大にはでかいFOがいて厳しい戦いになることが予想されますが、ここから3週間技を磨いて成長できるように頑張っていきたいです。