先週の東西2重賞を制した杉山晴紀厩舎が、きさらぎ賞(3歳・GIII・芝1800m)のジャスティンアース(牡3)で2週連続重賞制覇を狙う。  杉山晴紀厩舎は16年に開業。20年にはデアリングタクトで牝馬3冠を制した。そして昨年は初となる全…

 先週の東西2重賞を制した杉山晴紀厩舎が、きさらぎ賞(3歳・GIII・芝1800m)のジャスティンアース(牡3)で2週連続重賞制覇を狙う。

 杉山晴紀厩舎は16年に開業。20年にはデアリングタクトで牝馬3冠を制した。そして昨年は初となる全国リーディングを獲得。勢いそのままに、今年も既に8勝を挙げてリーディングトップ。先週はシルクロードSをルガル、根岸Sをエンペラーワケアで制し、自身初となる東西2重賞同日Vを達成している。

 きさらぎ賞のジャスティンアースには、自身2回目となる2週連続JRA重賞制覇がかかる。未勝利を勝っての格上挑戦だが、前走の舞台は今回と同じ京都芝1800m。しかも好位追走から早めに抜け出し、1馬身3/4の着差以上の完勝だった。当時の2着馬、4着馬が既に勝ち上がっているように、レースレベルも低くなかったので、重賞初挑戦でも決して侮れない。

 杉山晴紀厩舎の3歳世代は16頭が勝ち上がっているが、クラシック出走を確定させている馬はいない。ジャスティンアースがタイトル奪取でエースに浮上するか、その走りに注目したい。