2月24日にサウジアラビア、キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるサウジカップ(ダート1800m)。このレースの招待を受諾して、出走へ向けて着々と調整を進めているデルマソトガケ(栗東・音無秀孝厩舎)が、今朝31日にレースに向けた追い切…

 2月24日にサウジアラビア、キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるサウジカップ(ダート1800m)。このレースの招待を受諾して、出走へ向けて着々と調整を進めているデルマソトガケ(栗東・音無秀孝厩舎)が、今朝31日にレースに向けた追い切りを行っている。

 CWでC.ルメール騎手が跨り、トラペジストが先行して、それを追いかける形。後ろからはノットゥルノが追いかけてきて、3頭隊列の真ん中というポジションで6F標識をスタート。折り合いを欠くようなところもなく、スムーズに追走していた。

 最後の直線に向いて、じわっと前に追いつくと、内からノットゥルノも手応えよく差を詰めてくる。ラスト1F標識を過ぎると、トラペジストが脱落して、デルマソトガケとノットゥルノの追い比べ。手応えは内優勢だったが、こちらも決して脚色一杯というわけではなく、ほぼ同入でゴールした。

 時計は6F82.5〜5F67.3〜4F52.6〜3F37.5〜2F23.4〜1F11.6秒。最後の直線を11秒台で加速できた動きは優秀だし、11月のBCクラシック以来となるレース間隔もあまり関係ない、機敏な走りだったのではないだろうか。

(取材・文:井内利彰)