チームの中軸を担う存在として期待を集めていた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 日本ハムは1月30日、清宮幸太郎選手が29日に沖縄県名護市内の病院で検査を受け、左足関節捻挫(ねんざ)と診断されたと発表した。試合復…

チームの中軸を担う存在として期待を集めていた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムは1月30日、清宮幸太郎選手が29日に沖縄県名護市内の病院で検査を受け、左足関節捻挫(ねんざ)と診断されたと発表した。試合復帰まで約5週間の見通しということで、3月29日の開幕戦出場は現時点で厳しい情勢となった。2月1日からは国領のファームキャンプでリハビリに時間を費やす。

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 痛恨の負傷だ。先乗り自主トレで沖縄入りしていた29日の練習中に足をすべらせ、左足を痛めた。昨季は99試合に出場し、10本塁打、打率・244。今オフには渡米し、「ドライブライン・ベースボール」で打撃フォームを分析するなど、来るべきシーズンでの活躍を思い描いていた矢先の怪我となった。

 チームに与える影響も心配される。清宮といえば、万波中正野村佑希とともに「MJK砲」として、新庄剛志監督も期待を寄せるロマン砲トリオの一角を担っていた。

 昨季、万波がキングと1本差の25本塁打をマークとブレイク、いよいよロマン砲クリーンアップが軌道に乗るかと期待を集めていたが、出遅れは否めない。

 チームは新庄監督就任3年目をバックアップすべく、今オフ、積極補強を進めた。投手陣ではオリックスからFAとなった左腕、山崎福也を獲得、メジャーで活躍していたドリュー・バーヘイゲン(前カージナルス・33)の3年ぶりのチーム復帰にもファンは沸いた。

 野手陣ではメジャー108発の大砲候補、フランミル・レイエス(前ロイヤルズ・28)を他球団との争奪戦の末に獲得と「本気度」が伝わってくる補強となった。

 以前から投手陣の充実は知られてきただけに、投打がかみ合えば、上位浮上、目指すV奪回の可能性も十分にある。

 ただ清宮が開幕に間に合わないとなれば、サードを守るのは誰となるか、攻撃力の点でやや不安材料ともなりそうだ。

 せめてもの救いはキャンプイン前のこの時期だったこと。昨年も開幕直後にわき腹を痛め、2か月近くの離脱を強いられた。素材の良さは誰からも認められながら、〝もったいない〟で終わらないためにも、我慢の時間を過ごし、万全の状態でチーム合流を果たしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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