陸上3000メートル障害で今夏のパリ五輪出場を目指す三浦龍司選手(21)=順天堂大4年=が、故郷の島根県浜田市で、自身も通った「浜田ジュニア陸上教室」の練習に参加した。小中学生約100人の後輩たちに「楽しんで走って」と呼びかけた。 三浦選…

 陸上3000メートル障害で今夏のパリ五輪出場を目指す三浦龍司選手(21)=順天堂大4年=が、故郷の島根県浜田市で、自身も通った「浜田ジュニア陸上教室」の練習に参加した。小中学生約100人の後輩たちに「楽しんで走って」と呼びかけた。

 三浦選手は2021年の東京五輪で同種目7位入賞、23年の世界選手権では6位入賞。今春の大学卒業後、スバルの実業団チームに進む予定だ。小学生のとき、島根県益田市の「萩・石見空港マラソン全国大会」に出場したことがきっかけで、長距離走者になったという。「景色を見ながら走るのが好きで、抜いたり抜かれたりする展開が楽しかった」

 三浦選手は27日、小学1年から中学3年まで週3回通った浜田市陸上競技場を訪れて教室に参加。子どもたちと一緒に汗を流し、「失敗してもすべてだめだと思わず、少しでもよかったところを補って」と声をかけた。小学4年の森脇啓介くん(10)は「かっこよかった。失敗してもがんばりたい」と話した。(高田純一)