28日の夕食会で2分間の“英語スピーチ”を披露した大谷 ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)にニューヨークで行われた全米野球記者協会(BBWAA)主催の夕食会に出席。スピーチでは日本語を使うことなく、約2分の英語スピーチを披露…

28日の夕食会で2分間の“英語スピーチ”を披露した大谷

 ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)にニューヨークで行われた全米野球記者協会(BBWAA)主催の夕食会に出席。スピーチでは日本語を使うことなく、約2分の英語スピーチを披露。イベントから一夜明け、各メディアは改めて大谷のスピーチを絶賛している。

 昨季ア・リーグMVPに輝いた大谷は、アストロズ前監督のダスティ・ベイカー氏に紹介される形で登壇。「ダスティ(ベイカー)、優しいお言葉とご紹介をありがとうございました。BBWAA、こんなに素晴らしい夜を主催していただき、ありがとうございます」と英語でスピーチを始めた。

 その後も「私に投票してくださった全ての記者の皆様、ありがとうございます。非常に栄えある賞で、この賞をいただけて本当に光栄です。そのことから、私に投票してくださった全ての方々に深く感謝しています。受賞した皆様、おめでとうございます。皆様の今季について、そしてご出席の皆様のキャリアを祝福します」などと、日本語無しのスピーチを場内が固唾をのんで見守った。

 スピーチを終えると、場内からは「アメージング!」と称賛する声も上がった。米放送局「FOXスポーツ」は、「最高峰の野球リーグがある米国に6年前に来てから、オオタニは最も長い時間英語を喋った」と伝え、同局でアナリストを務めるベン・バーランダー氏も「イッペイ(水原通訳)がこのスピーチを見てどれほど感激しているかと考えずにはいられない。彼ら全員にすごく感銘を覚えるよ」とX(旧ツイッター)で投稿した。

 米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のマット・レバイン記者は、「ショウヘイ・オオタニが英語でMVPスピーチを行う」と取り上げ、「オオタニは英語を喋ることはできるが、母国語で喋る方が楽だ。でも、昨晩MVPアワードでスピーチをしたとき、オオタニは全員を驚かせた。(通訳の)ミズハラ氏なしで、スピーチの全てを英語で行ったのだ。球界最大のスターにとってクールな瞬間だった」と称賛していた。(Full-Count編集部)