大相撲初場所(東京・国技館)千秋楽の28日、関脇琴ノ若(26)=本名・鎌谷将且(まさかつ)、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=の大関昇進が確実となった。日本相撲協会の審判部が、昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承さ…

 大相撲初場所(東京・国技館)千秋楽の28日、関脇琴ノ若(26)=本名・鎌谷将且(まさかつ)、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=の大関昇進が確実となった。日本相撲協会の審判部が、昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。31日の臨時理事会と番付編成会議を経て、正式に決まる。

 琴ノ若は本割で翔猿を下して、13勝2敗に。相星となった横綱照ノ富士との優勝決定戦に敗れ、初優勝は逃した。だが、「直近3場所を三役で33勝」とされる昇進の目安はクリアした。

 新三役となった2023年初場所以降、全ての場所で勝ち越し、安定した成績を残していた。昇進すれば、昨年名古屋場所後の豊昇龍以来、平成以降では32人目の大関となる。

 琴ノ若は埼玉栄高から15年九州場所で初土俵。20年春場所で新入幕を果たし、23年秋場所で新関脇となった。父は師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)、母方の祖父は元横綱琴桜(故人)。