短・中距離を専門とする選手たちが中心に出場している、関東学連春季オープン競技会。東京・国立競技場を舞台に、18日に2日目、続く19日に3日目が行われた。2日目は男子100メートル、女子800メートル、男女三段跳に早大選手が出場。女子8…

  短・中距離を専門とする選手たちが中心に出場している、関東学連春季オープン競技会。東京・国立競技場を舞台に、18日に2日目、続く19日に3日目が行われた。2日目は男子100メートル、女子800メートル、男女三段跳に早大選手が出場。女子800メートルでは、新田望(スポ1=神奈川・法政二)、生田桃子(人2=愛知・時習館)が登場した。ともに、前半から前に出てレースを展開し、それぞれ手応えを感じることができた初戦となった。  3日目には、早大の誇るマイル(4×400メートルリレー)侍たちが、個人種目でシーズンイン。課題が多く見つかったレースとなった。一方の女子400メートルでは、清水奈々子(文構1=北海道・札幌南)が自己新記録をマーク。シーズン初戦で好調ぶりをうかがわせた。この日は、男子中・長距離種目にも早大勢が登場。1500メートルに出場の坂本達哉(教3=東京・淑徳巣鴨)、3000メートル障害に出場の諸冨湧(文3=京都・洛南)ともに軽快な走りを見せた。

(記事 戸祭華子)

★シーズン初戦、悪天候の中好調な滑り出しを見せる(男子100メートル)


男子100メートルのレースを走る島田。今季は対校戦での活躍を誓った

 大会2日目、気温8.5度と凍える寒さの中、男子100メートルが行われた。島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東)、大竹春樹(商2=東京・早実)の2人が出走した。

 1組目に登場したのは島田。「冬期練習でやってきたことを試合でやること」を目標にレースに臨んだ。雨が降り風も強まる中、スタート。島田はスタート直後から勢いとキレのある走りを見せ、10秒53を記録。組1着でゴールした。大竹は3組目に登場。スタートはほぼ一直線の状態から中盤あたりでやや前に出る。そして残り20メートルあたりから伸びのある走りで、10秒74を記録。組3着でゴールした。

 島田と大竹の今シーズンは雨のスタート。恵まれないコンディションの中で、これだけのタイムを残したことは良い滑り出しと言えるだろう。上級生となる2人の今シーズンに期待したい。

(記事 堀内まさみ、写真 戸祭華子)

★新田、生田ともに積極的な走りが光り、組上位でフィニッシュ (女子800メートル)

今回、後半の走りに収穫を得たレースとなった新田

 女子800メートルには、新田望(スポ1=神奈川・法政二)と生田桃子(人2=愛知・時習館)の2人が出場。両選手とも序盤から集団の前方でレースを進めて組上位でゴールするなど、シーズンインの試合で上々の滑り出しを見せた。

 1組目には、昨年、同種目で関東学生対校選手権(関カレ)5位入賞、U20日本選手権でも3位に入った新田が登場。最初の400メートルを68秒で通過すると、500メートルを過ぎた辺りで先頭に出る。ラストの直線で後続の選手に抜かれたものの、組2着の2分14秒21でフィニッシュした。2組目に登場した生田は、「自分で前に出ることを意識した」と、1周目から先頭に立つなど積極的にレースを進める。600メートル付近で先頭を譲ったが、最後まで粘りの走りを見せ、2分19秒79の組3着でゴール。

 シーズン初戦を振り返り、「スピードを高めていけるような練習をしていた」という冬季練習の成果を口にした2人。今季の目標には、「関カレで優勝することと、日本学生対校選手権で入賞すること」(新田)、「関カレの標準記録を切って、出場すること」(生田)を掲げた。冬を超えてさらに進化した2人のシーズンはまだ始まったばかり。今回の試合で得られた手応えと課題を糧に、切磋琢磨(せっさたくま)し合いながら更なる高みを目指す。

(記事 加藤志保、写真 戸祭華子)

★シーズン初戦で清水奈が自己新! 男子は多くの選手が出場(男女400メートル)

初日の4×100メートルリレーでは、4走を務めた清水奈。この日は、その疲労を感じさせない走りを見せた

 前日までの寒さと打って変わって、春らしい陽気につつまれた3日目、男女400メートルが行われた。男子は、昨年の日本選手権リレー4×400メートルリレー優勝メンバーをはじめとする9人が出場。いっぽうの女子は、清水奈々子(文構1=北海道・札幌南)が登場。各々が、現在地を確認した。

 まず行われた男子1組目には、昨年の日本選手権リレー優勝メンバーの新上健太(人3=東京・早実)、竹内彰基(スポ3=愛知・瑞陵)、眞々田洸大(スポ2=千葉・成田) が登場。早大勢トップは新上。後半は、「200メートルの通過タイムのわりに力を使ってしまった(新上)」と振り返りながらも、粘りを見せ、組3着、タイムは47秒59でのシーズンインとなった。3組の山西修矢(人3=香川・高松一)は49秒28のタイムでレースを終えた。5組の筒井航佑(スポ2=愛知・時習館)は、普段800メートルが本職。きっちりとまとめ、49秒91のタイムで組5着だった。その他の組には下級生が中心に登場した。

 男子に続いて行われた女子1組には、清水奈々子(文構1=北海道・札幌南)が登場。この日のレースは、冬季練習でのテーマである「楽に前に進む」ことを意識して臨んだという。入りの100メートルでは肩に力が入り、力んでしまったとしながらも、後半に伸びを見せ、前をいく選手を追う。最終的には、57秒40のタイムでゴール。シーズン一発目の競技会で、見事自己新記録をマークした。

 各々が、これからのシーズンへの糧を多く得た初戦。実戦を走り、感じた課題をさらなる高みへ。実力者の揃(そろ)う、早大短長ブロックの今シーズンも必見だ。

(記事 戸祭華子、写真 加藤志保)

★諸冨、坂本が国立でシーズンイン 今季の活躍に期待!(1500メートル、3000メートル障害)

1500メートルのレースを走る坂本

 1500メートルには坂本達哉(教3=東京・淑徳巣鴨)が出場した。スタート直後から坂本は集団の前方でレースを進める。最初の400メートルの通過タイムは62秒。900メートルあたりから集団の中盤あたりに順位を落とすも、走りのリズムは変わらず落ち着いた走りを見せた。1200メートルあたりから集団がばらけ始めると、坂本は先頭のスピードについていくことができず後方に順位を下げ、11着でゴールした。

 3000メートル障害に登場したのは諸冨湧(文3=京都・洛南)。「余裕を持って走る」ことを意識して挑んだ。レースの序盤から2番手につけ、軽快な走りを見せる。900メートル通過あたりから集団がばらけ始め、1番手につける山梨学院大の選手と、2番手の諸冨が後ろを離しレースを展開する。1000メートルの通過タイムは3分。諸冨はハードルを軽く越えていき、調子の良さを伺わせる。1300メートルあたりから1番手の選手との差が開いていき、2200メートル通過時点で前との差は約5秒。その後も諸冨はスピードを落とさず、ダイナミックな走りを見せるも前との差は縮まらず。1位と約6秒差の9分8秒を記録し、2着でゴールした。

 坂本、諸冨は昨シーズンは多くの大会に出場できた訳ではない。しかし、新たなシーズンが始まり、初戦で安定感のある走りや軽快な走りを見せた。今季は多くの大会で2人の姿が見られることを期待したい。

(記事 堀内まさみ、写真 戸祭華子)

結果

2日目

▽男子

▽100メートル

島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東)  10秒53(1組1着)

大竹春樹(商2=東京・早実)  10秒74(3組3着)

自己新

平野智也(文構2=京都・洛南)  棄権

▽110メートル障害

池田海(スポ2=愛媛・松山北)  棄権

▽三段跳

古川知征(スポ1=宮城・仙台二華)  記録なし

棚井将輝(スポ1=埼玉・大宮北)  棄権

▽女子

▽800メートル

新田望(スポ1=神奈川・法政二)  2分14秒21(1組2着)

生田桃子(人2=愛知・時習館)  2分19秒79(3組3着)

▽100メートル障害

後藤紗衣(スポ2=福岡・西南学院)  棄権

▽三段跳

伊藤凜(スポ1=福岡・明善)  10メートル86(1組3位)

3日目

▽男子

▽400メートル

新上健太(人3=東京・早実)  47秒59(1組3着)

眞々田洸大(スポ2=千葉・成田)  47秒73(1組3着)

竹内彰基(スポ3=愛知・瑞陵)  48秒10(1組6着)

山西修矢(人3=香川・高松一)  49秒28(3組6着)

筒井航佑(スポ2=愛知・時習館)  49秒91(5組5着) </p >

石原慎也(法1=京都・洛南)  49秒45(6組2着)

清水友彬(スポ1=三重・伊勢)  50秒17(6組4着)

佐藤カルタ(スポ2=神奈川・厚木)  50秒26(7組6着)

竹一虎(スポ1=滋賀・草津東)  49秒95(10組5着)

▽1500メートル

坂本達哉(教3=東京・淑徳巣鴨)  3分56秒87(1組11着)

▽3000メートル障害

諸冨湧(文3=京都・洛南)  9分08秒00(1組2着)

▽4×400メートルリレー

早大A   棄権

早大B   棄権

▽女子

▽400メートル

清水奈々子(文構1=北海道・札幌南)  57秒40(1組4着)

自己新

▽棒高跳

宮崎瑛子(商1=静岡・浜松市立)  3メートル10(17等)

コメント

島田開伸(スポ2=静岡・浜松湖東)

――冬期練習の満足度はいかがでしたか

 けがもなく練習を積むことができたので、満足度は結構高いです。やりたいことをやることができました。

――今日のコンディションはいかがでしたか

 グラウンドのコンディションが雨で、気温も低くて、それを考えても感覚的には良かったのかなと思います。

――寒さの影響はありましたか

 グラウンドに出てユニホームになってからは、結構寒さも感じたのでケガだけはしないようにと意識しました。

――今日の具体的な目標はありましたか

 タイムの目標というよりは、ケガをせずに試合で1本走り、冬期練習でやってきたことを試合でやることが目標でした。その目標はできたかなと思います。

――走りは振り返っていかがでしたか

 冬期練習でやってきたことが少しづつかたちになってきているので、いいのかなという思いもあります。ただ、修正すべき点が何点かあるのでそこを修正していけたらという感じです。

――今シーズンの目標タイムはありますか

 タイムは10秒2が目標です。

――今シーズンの意気込みをお願いします

 昨シーズンは関東インカレ(関東学生対校選手権)、日本インカレ(日本学生対校選手権)の準決勝の重要な場面で失敗してしまったので、そこをしっかりと勝負して決勝に残って、チームに貢献したいです。

生田桃子(人2=愛知・時習館)

――本日のレースは、1周目から先頭でレースを進めるなど、積極性が目立ちました。意識されていたのですか

 今までのレースで考えると、400(メートル)の入りで失敗してしまうとタイムが良くなかったので、今日は自分で前に出ようと意識してレースをしました。

――実際に、レースを振り返っていかがですか

 いつもよりは走れているという感覚はありました。ですがタイムだけで見ると、関カレ(関東学生対校選手権)の標準を突破できていないので、まだまだ実力が足りないと思います。この寒い中で今日の走りは自分的には良かったかなと思います。

――冬季練習はどのようなことを意識して行われていましたか

 冬季は、短距離的な練習で、持久力というよりかはスピードを全体的に高めるという練習をしていました。それが今日のレースに少し出ていたかなと思います。

――その手応えはどのように感じていますか

 今日のレースだけではまだまだ分からないですが、冬季練習の中で、先輩方や仲間から「伸びてるね」と結構言ってもらえていて。走りがよくなっているというのは言ってもらえているので、冬季練習の成果は少しずつついていると思います。

――最後に、今シーズンの意気込みと目標をお願いします

 関カレのB標準である2分16秒を切って新田と一緒に関カレに出たいと思います!

新田望(スポ1=神奈川・法政二)

――冬季は順調に練習を積めましたか

 はい、今シーズンは、短距離と一緒に練習することが多かったのですが、フォームの見直しもしっかりとできましたし、スピードも全体的に上がってきているかなと思います。

――冬季練習ではどのようなことを意識して取り組みましたか

 冬季に入る前に、足が流れやすいフォームになってしまっていたのですが、それを改善していくことと、スピードを高めていけるような練習を心掛けていました。

――今日の調子はいかがでしたか

 今日は、寒さと雨でコンディションは悪かったのですが、足の動きは悪くなかったと思います。

――今日のレースはどのような位置付けでしたか

 まずは今の自分の状態を知るというのが一番大きな目的でした。

――レース全体を振り返っていかがですか

 1周目がスローで入ってしまったのですが、自分でしっかりそれに対応して先頭に出ることができなかったというのが課題点ではあります。ですが、後半の動きとしてはそこまで悪くはなかったと思うので、次回からは自分でもペースを作っていけるように改善できたらいいなと思います。

――今日のレースで得られた収穫はありますか

 自分の今現時点での状態がよく分かったということと、フォーム的には悪くなかったと思うので、その動きは確認できたと思います。

――今シーズンの目標をお願いします

 今シーズンは、まずは日本選手権の標準を切るというのと、関東インカレ優勝、全日本インカレ入賞を目標に頑張ります。

新上健太(人3=東京・早実)

――冬期練習で意識していたことはありますか

 400メートルのレースというよりは、純粋に走りをどう改善していくかというところで、シーズン中になかなか取り組めていなかった部分があったので、自分の動きをただひたすら良くしていくことを意識していました。

――冬期練習の手応えはいかがですか

 手応えは正直あまりなかったですが、1度も離脱することなく全部消化しきれたので、そういった部分でほっとした感じはありました。

――今日の調子はいかがでしたか

 先週、足に違和感が出てしまい、正直出場するかどうかも悩んでいました。違和感がだいぶなくなり、レースに出る体にはなっていたかなと思います。

――レースプランはどのように考えていましたか

 今回のレースを基準にいろいろ組み立てていこうと考えていたので、何か戦略を立てていた訳ではなく、この冬にやってきた動きが出るかということを意識していました。

――走りは振り返っていかがでしたか

 200メートルの通過タイムのわりに力を使ってしまったというのがあり、走りの再現性というか、いい走りが出る回数がなかなか高められていないので、そういった部分であまり良くはなかったのかなと思います。

――今シーズンの目標タイムを教えてください

 今シーズンは45秒台を目標にしています。ただ、いちばん近いところで言うとユニバ(FISUワールドユニバーシティゲームズ、中国・成都市)の標準が46秒45です。それを切って学生個人(日本学生個人選手権)で勝たないと出場できないので、とりあえず学生個人までに46秒45を切って(学生個人で)勝つというのが当面の目標です。

――4×400メートルリレーの目標はありますか

 学生記録を目標にしています。ただ層も厚くて誰が走るか分からないので、誰が走ってもそこを切れる状態にして、かつそこに自分がいられればいいのかなと思います。

――最後に、短距離ブロック長として迎えるシーズンの、目標や意気込みをお願いします

 記録以上に幹部として、しっかり得点を取ることが重要だと思っています。そういった背中で見せるような、自分の力で点を取ることができるように頑張っていきたいと思います。

諸冨湧(文3=京都・洛南)

――今回の出場の意図と位置付けを教えてください

 元々、出る予定がなかったのですが、学生個人(日本学生個人選手権)の標準記録が今日までで、切ろうと思って出ました。ですが、昨年の全カレで切っていました(笑)。せっかくエントリーしているし、国立を走れるので、今長距離部員は鴨川合宿に行ってるのですが、出させてもらいました。

――国立走ってみていかがでしたか

 足自体が全然動かなかったので、楽しむ暇がなかったです。ですが、初めて内水濠を走って楽しかったです。

――今日の調子は

 1月終わってコロナになり、2月中旬くらいから走り始めて、走り込むより1500メートルを1本走って、スピード系メインでやっていました。あまりロング系はやっていなくて走り込みができていなかったので、調子も練習の継続はできてるけど、動きはよくないという感じでした。そこまで(タイムは)出ないと思っていましたが、思ったより動きが悪くてびっくりしました。

――走る前にタイムの想定とかしていたのですか

 9分は切れたらと考えていました。元々学生個人切っていなかったらここで8分53(秒)を切らないといけなかったので、危なかったです。本当に去年の全カレで切っておいて良かったなあと。今日のタイムはすごく悪いですが、学生個人まであと1か月で戻せたらという感じです。

――実際のレース展開を振り返って

 中込(山学大)が引っ張って、最初の1000メートルを3分で通過しました。ですが自分は、これ以上(ペースを)上げられないという感じだったので、これダメだわと思って。とりあえず余裕を持っていこうと思ってました。

――最後の後半、スパートに関して

 少し切り替えたんですが、ラストの1キロ3分2秒かかってしまって。1キロごとのラップタイムが3分、3分5、3分2みたいな感じで行っていたので、ちゃんと練習しようと思いました。

――最後の水濠で転ばれていましたが

 スパイクを3ミリピンで行ったんですよ。それが、短すぎて引っかからなくて水で濡れてて、地面についた後の足が横に滑って手ついて転んでしまいました。

――ピンの長さは色々試しているのですか

 いや、長い方が足にくるんで調子もよくなかったんで、3ミリでいこうと思ったらダメでした(笑)。もう次から絶対5ミリで走ります。本当にびっくりしました。日本選手権の三浦龍司みたいな。危なかった、ギリギリ耐えたみたいな感じでした。

――最後に、次への意気込み、目標

 今日ハードルの感触はすごく良かったので、シンプルに間のインターバル、走力のなさを改善、動きを良くして六大学でいい感覚をつかんで学生個人にピークを持ってこようと思います。

清水奈々子(文構1=北海道・札幌南)

――冬季練習ではどのようなことを意識していましたか

たくさんあって、これ一つというのが出てこないのですが、一番は乗り込みで、走りの中で一瞬に力を入れるというのが苦手で、力んでしまうというのが課題だったので、テンポ走などより走りが意識できるような練習で、楽に前に進むということを意識していました。

――冬季練習の手応えはいかがですか

1月下旬まではかなり良かったのですが、2月の移行期に入り、スピード練習が入ってきた時に、まだ体がついてきていなくて、周りにも置いていかれるということがありました。ですが、ここ2週間ぐらいで結構うまくピーキングができたので、まずまずという感じです。

――今日の調子はいかがでしたか

アップの時にかなり足も動いていていいなという感じがしたのですが、いざ本番走ってみたら、少し肩に力が入ってしまって、少し力み過ぎたかなというのはありました。

――レースプランはどのように考えていましたか

昨年は、前半にガンガン入り過ぎてしまうという課題があったので、今回は、前半で出し過ぎずに、上半身と下半身をうまく連動させながら楽に入ることを意識しました。

――実際にレースを走ってみていかがでしたか

思ったより100メートルまでの地点で、楽に速くというのができなくて、力み過ぎた点があったので、練習の時より前半がうまく入れませんでした。ですが、後半は、先輩に意識するように言われていたポイントが何点かあったのですが、うまく頭で再生しながら走れました。

――続いて初日に行われた4×100メートルリレーについてお聞きします。レース全体を振り返っていかがでしたか

バトンがまだまだというところはあるのですが、バトンの失敗込みのタイムだとそこまで悪くないとコーチ陣の方にも言われているので、そんなに悪くなかったと思います。

――改善点はバトンパスの部分ですか

バトンパスもありますし、まだ個々の走力が上がっていないというのもあるので、そこはこれからシーズンに向けて最大スピードを全員が上げていければ、45秒台も行けると思います。

――今シーズンの目標と意気込みをお願いします

今シーズンの目標は、全カレ(日本学生対校選手権)で戦える選手になることで、マイルの決勝で走るということです。