アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝・甲子園ボウルで使用された芝生が、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)から舞子公園(神戸市垂水区)に移され、27日に開放イベントがあった。史上初の6連覇を達成した関西学院大学「ファイターズ」の選手も参…

 アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝・甲子園ボウルで使用された芝生が、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)から舞子公園(神戸市垂水区)に移され、27日に開放イベントがあった。史上初の6連覇を達成した関西学院大学「ファイターズ」の選手も参加し、栄冠を勝ち取った芝生の上で高校生を指導した。

 公園を管理する兵庫県園芸・公園協会などによると、芝生は甲子園ボウル翌日の昨年12月18日にはぎ取り、約5日かけて移設した。広さは約2200平方メートル。家族で遊んだり、スポーツで使ってもらったりすることを想定している。

 同市垂水区の県立星陵高校アメフト部員が、ファイターズのメンバーからタックルやステップの指導を受けた。同校2年の大野秀太主将は「甲子園ボウルはアメフトをする学生が目指す場所。その芝生で練習できて光栄だった」。

 ファイターズの海崎琢主将は「芝生の感覚は変わらず、優勝の時を思い出した」と笑った。(小川聡仁)