角田が所属するアルファタウリの新チーム名が「Visa Cash app RB」に決まった(C)Getty Images 角田裕毅が所属するアルファタウリの新チーム名が「Visa Cash app RB(ビザ・キャッシュアップRB)」…

角田が所属するアルファタウリの新チーム名が「Visa Cash app RB」に決まった(C)Getty Images

 角田裕毅が所属するアルファタウリの新チーム名が「Visa Cash app RB(ビザ・キャッシュアップRB)」に決まった。今季型マシンは2月8日に披露される。

【画像】「Visa Cash app RB(ビザ・キャッシュアップRB)」の新ロゴ

 一時は「レーシングブルズ」になるのでは、ともささやかれたが、24日に国際自動車連盟から発表された今季のエントリーリストの改訂版では、会社名が「レーシングブルズ」で車体名が「RB」。ホンダ製パワーユニットを流用したホンダRBPTを搭載しており、コンストラクターとしては「RB・ホンダRBPT」を名乗っていくとみられている。

 アルファタウリはもともと親会社レッドブルが展開するアパレルブランドのことで、2016年に誕生。マーケティング戦略の一環で2020年にそれまでトロロッソで活動していたチーム名を変更したという経緯がある。

 ところがアルファタウリのファッションブランドとしての知名度は今ひとつ。ロンドンに旗艦店がオープンしたものの、F1チームの名前と受け取られることが多かったもようで、かつてのベネトンやレイトンハウスのようにアパレル業界に新風を吹き込むことができなかった。結局、アルファタウリ名義でのF1活動はわずか4年だった。

 それでも今季のチームは大手クレジットカード会社のVisaとモバイル決済サービスのキャッシュアップがバックアップしており、潤沢な資金でレース活動を続けることができそうだ。

 近年はチーム名がころころと変わるケースが増えた。今季もザウバーが運営してきたアルファロメオが「ステークF1チームキックザウバー」に改称した。しかも、その名で活動するのは今年と2025年の2年間のみ。独自動車ブランドのアウディがチームの株式の一部を取得して2026年からはアウディワークスに模様替えされるため、いわば「つなぎ」のチーム名といえる。

 現アストンマーティンも改名が多かった。チームのルーツは1991年にF1デビューしたジョーダングランプリ。身売りによって2006年にMF1(ミッドランド)、07年にスパイカーとなり、08年から18年まではフォースインディアだった。

 アストンマーティンのレギュラードライバーを務めるランス・ストロールの父・ローレンス氏らの投資家グループがチームを買収し、19、20年はレーシングポイントの名称で活動。ローレンス氏らが英自動車メーカーのアストンマーティンを買収したことに伴い、21年から現チーム名となった。過去20年で5回もチーム名が変わったことになる。

 新チームのRBはレッドブルにも通じる名前とみられており、RBRと省略されやすい姉妹チームのレッドブルレーシングと混同されやすいのではとの指摘もある。それならば旧チーム名でイタリア語で「赤牛」を表すトロロッソに戻してもよかったかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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