今夏のパリ・オリンピック(五輪)の卓球女子シングルス日本代表選考(選出2人)は26日、平野美宇(木下グループ)が残り1枠に入ることが確実になった。もう1枠は、すでに早田ひな(日本生命)が手にしている。平野は2021年東京五輪の女子団体に出…

 今夏のパリ・オリンピック(五輪)の卓球女子シングルス日本代表選考(選出2人)は26日、平野美宇(木下グループ)が残り1枠に入ることが確実になった。もう1枠は、すでに早田ひな(日本生命)が手にしている。平野は2021年東京五輪の女子団体に出場し、銀メダルを獲得。シングルスの五輪代表は初めて。

 パリ五輪の女子シングルス代表選考のポイントレースは、早田ひなが独走。残り1枠をめぐる争いは、平野が東京五輪シングルス銅メダルの伊藤美誠(スターツ)をわずかにリードしていた。

 東京体育館で開催中の全日本選手権でこの日、平野が8強進出を決めた一方、伊藤は6回戦で敗退し、16強止まり。結果、選考ポイント3番手の伊藤は、平野を上回れなくなった。

 五輪代表の正式発表は2月5日の予定。伊藤は2大会連続のシングルス代表は逃したが、団体戦のメンバーに選ばれる可能性が残されている。