山梨県上野原市を拠点とする男子3人制プロバスケットボールチームが発足した。チーム名は、同市が県内で最も早く日が昇る自治体であることにちなんで「日の出」を意味するサンライズを採用。世界の舞台で活躍する選手の輩出が期待されている。 チーム名は…

 山梨県上野原市を拠点とする男子3人制プロバスケットボールチームが発足した。チーム名は、同市が県内で最も早く日が昇る自治体であることにちなんで「日の出」を意味するサンライズを採用。世界の舞台で活躍する選手の輩出が期待されている。

 チーム名は公募し、市内外から100件以上の応募があった。新たなチームのスタートの意味も込め「UENOHARA SUNRISE.EXE(上野原サンライズ・ドット・エグゼ)」に決まった。

 3人制のプロリーグに2024年シーズンから参入する。2月に選手を選考するトライアウトを実施し、チームを始動させる。

 チームを率いるのは、法政大の5人制バスケットボール部出身で、元3人制プロ選手の長谷川恵一さん。長谷川さんはチーフテクニカルアドバイザーに就任すると共に、2年ぶりに現役に復帰してプレーする。長谷川さんは17日の記者会見で「今年で39歳になるが、まだまだできることを示したい」と意欲を見せた。

 チームの運営会社「山梨プロスポーツオフィス」の立川光昭会長と小俣順也社長は共に市出身。立川会長は、3人制バスケットボールはチームの人数が少ないことから「人件費や移動のコストがかからず、小さなまちからでもプロスポーツに挑戦できる。地に足を着けた活動をして、市民に3人制の楽しさを知ってもらう。やるからには上位をめざしたい」と話した。

 同社と昨年12月、スポーツを通じた地域振興を図ることなどを目的に「ホームタウン推進に関する連携協定」を結んだ村上信行市長も会見に出席し、「チームの世界進出やオリンピック選手輩出など、大きな花を咲かせることを期待する」と述べた。(三宅範和)