V・ファーレン長崎は21日、長崎県諫早市の諫早神社で必勝祈願を、同日夕には長崎市でファンを交えたイベントを開催した。本拠が諫早市のトランスコスモススタジアム長崎(トラスタ)から長崎市のピーススタジアム(ピースタ)に移る今季。ピースタでの初…

 V・ファーレン長崎は21日、長崎県諫早市の諫早神社で必勝祈願を、同日夕には長崎市でファンを交えたイベントを開催した。本拠が諫早市のトランスコスモススタジアム長崎(トラスタ)から長崎市のピーススタジアム(ピースタ)に移る今季。ピースタでの初試合は10月6日の大分トリニータ戦と決まった。高田旭人社長はクラブの歴史を支えてきたトラスタと諫早地域に感謝を込めた企画を用意していると明かした。

 ピースタも含む長崎スタジアムシティは10月14日にオープン予定だが、同月3日にプレオープンする。大分戦の後は同月27日の鹿児島ユナイテッドFC戦と「九州ダービー」が続き、11月10日に今季最終戦となる愛媛FC戦がある。

 クラブを迎える長崎市の鈴木史朗市長は21日のイベントで、「長崎市民が身近に試合をみながらV・ファーレンをサポートする時代が来た。市民一丸となって支えたい」と呼びかけた。

 トラスタでは、今季のホーム開幕戦となる3月2日のベガルタ仙台戦から、9月22日のザスパ群馬戦までを開催。うち4試合で特典グッズを配布して来場を促す「満員プロジェクト」を実施したり、SNSでトラスタでの思い出の写真やエピソードを募ったりする。群馬戦後にはセレモニーも行う。長崎市からトラスタに来場しやすいよう、JR九州と連携してシーズンチケット購入者向けの安価な乗車券も販売する。

 今季のクラブのスローガンは「感謝を胸に 行くぞ! 最高の舞台へ。」。高田社長は拠点移行やクラブ創設20周年を控えていることを踏まえ、エンブレムとロゴの変更を検討していることも明かした。(寿柳聡)