フランスで昨年開かれたラグビーワールドカップ(W杯)を戦った日本代表から、宮崎県に記念ユニホームが贈られた。県は、県庁本館の中央階段踊り場に3月末まで展示する。 1次リーグ4試合の日時や対戦相手などが肩に記されたものと、選手やジェイミー・…

 フランスで昨年開かれたラグビーワールドカップ(W杯)を戦った日本代表から、宮崎県に記念ユニホームが贈られた。県は、県庁本館の中央階段踊り場に3月末まで展示する。

 1次リーグ4試合の日時や対戦相手などが肩に記されたものと、選手やジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(当時)らの名前が腹に入った計5着。

 県スポーツランド推進室によると、日本代表のW杯前の合宿は4大会連続で県内で行われ、昨夏も宮崎市で約1カ月間、合宿を張った。1次リーグで敗退したが、受け入れへの感謝として昨年12月に寄贈を受けたという。

 今月19日に除幕式があり、河野俊嗣知事は「展示を機会に多くの方が合宿を支えていることを知っていただきたい。今後もサポートに取り組む」とあいさつした。

 合宿を支える県ラグビー協会の山口雅博副会長は「頼まれたことをやってきただけで大変ありがたく思う。選手に聞くと、いまや『宮崎に行く』ことは『代表になる』ことと同じ。合宿地の評価が確立されてきている」と実感していた。(中島健)