【兵庫】2011年から11月に開かれてきた神戸マラソン(朝日新聞社など共催)の在り方を考える「将来構想検討委員会」は23日、提言書を大会の実行委員会に提出した。コースの変更や車いす種目の開催などを盛り込み、コース変更は25年度を目指すとい…

 【兵庫】2011年から11月に開かれてきた神戸マラソン(朝日新聞社など共催)の在り方を考える「将来構想検討委員会」は23日、提言書を大会の実行委員会に提出した。コースの変更や車いす種目の開催などを盛り込み、コース変更は25年度を目指すという。

 受け取った実行委の松本俊裕会長は「提言をもとに実現に向けて着手していきたい」と応じた。

 提言は、ゴール地点をポートアイランドから繁華街に近いメリケンパーク周辺のエリアに変更▽コースを明石市まで延伸▽車いすやファンラン、ファミリーランなどの種目を新設▽気候やほかの大会の状況を考慮し、ランナーがより参加しやすい開催時期を検討していくべきだ、などの内容。

 検討委では、神戸マラソンの成果を検証し今後の在り方を考えようと、学識経験者など14人が昨年3月から計5回にわたり会合を開いてきた。神戸市は昨年12月、折り返し地点を神戸市垂水区から大蔵海岸(明石市)に変更する提案を発表していた。(森直由)