大井競馬場で1月24日(水)に行われる金盃(4歳上・SII・ダ2600m)に、“おばけくん”の愛称で知られるゴースト(セ8、大井・藤田輝信厩舎)が出走する。  同馬は父ハーツクライ、母ガヴィオラ、母の父Cozzeneという血統。これまで…

 大井競馬場で1月24日(水)に行われる金盃(4歳上・SII・ダ2600m)に、“おばけくん”の愛称で知られるゴースト(セ8、大井・藤田輝信厩舎)が出走する。

 同馬は父ハーツクライ、母ガヴィオラ、母の父Cozzeneという血統。これまで重賞勝ちはないが、芦毛の愛らしい見た目と、親しみやすい馬名で人気を呼び、京都競馬場主催の「アイドルホースオーディション2022」で2位となったこともある。

 19年1月のデビューからJRAでキャリアを重ね、22年阪神大賞典のあとは障害へ転向。初戦でいきなり2着に入り、ジャンパーとしての素質も見せていたが、直後に屈腱炎を発症してJRAの競走馬登録を抹消された。その後は地方競馬での復帰を目指してトレーニングを積み、昨年12月26日の金盃トライアルで約1年半ぶりの出走。故障明け、初ダートなど厳しい条件が重なりながら、無事完走してまずまずの滑り出しを見せた。

 21年のステイヤーズSで5着に入ったこともあり、長距離戦はやはり得意の舞台。砂や環境への慣れが見込める今回は、前走以上どころか、一気に初タイトルに手が届いても不思議ではない。ファンや関係者を驚かせる大激走を期待したい。