2026年に愛知県内を中心に開催される第5回アジアパラ競技大会の開幕まで1千日となった22日、名古屋市中区の久屋大通公園で記念イベントがあった。来場者のメッセージが書かれたキャンドル約300個が「AICHI―NAGOYA 2026」の形に…

 2026年に愛知県内を中心に開催される第5回アジアパラ競技大会の開幕まで1千日となった22日、名古屋市中区の久屋大通公園で記念イベントがあった。来場者のメッセージが書かれたキャンドル約300個が「AICHI―NAGOYA 2026」の形に並べられ、会場は幻想的な光に包まれた。

 イベントには東京パラリンピックにも出場したトライアスロンの谷真海選手も登場し、「次世代のパラアスリートにとってはこの上ないチャンス。全部の会場を満員にするくらいの熱量で応援してほしい」と呼びかけた。「中部電力 MIRAI TOWER」は28日まで、特別仕様でライトアップされるという。

 アジアパラ競技大会は26年10月18日~24日に開催。陸上競技やボッチャなど18競技が行われ、45カ国・地域から3600~4千人の選手が参加する予定。大会組織委員長の大村秀章・愛知県知事は「共生社会の実現に向けた契機になるよう、しっかり盛り上げたい」と話した。

 アジアパラ大会をめぐっては、当初150億円と試算していた大会経費が、その後の積算で200億円~230億円に膨らみ、大会組織委員会などが国に財政支援を求めている。(松島研人)