<大相撲一月場所>◇九日目◇22日◇東京・両国国技館 発生確率の割合が0.01%というレアすぎる決まり手を受け、勝負が決する瞬間、館内に悲鳴にも似た声やどよめきが起こった。しばらく決まり手が発表されないほどの珍しさや技の派手さに目が行く一方…

<大相撲一月場所>◇九日目◇22日◇東京・両国国技館

 発生確率の割合が0.01%というレアすぎる決まり手を受け、勝負が決する瞬間、館内に悲鳴にも似た声やどよめきが起こった。しばらく決まり手が発表されないほどの珍しさや技の派手さに目が行く一方で、この逆転劇を演出し、可能にした幕下力士の均整の取れた肉体美に加えて端正なルックスが脚光を浴びている。

【映像】イケメンでマッチョな幕下力士

 その力士は幕下十七枚目の宮城(二所ノ関)。この日は幕下十四枚目・琴挙龍(佐渡ヶ嶽)の一番で、日本相撲協会のHPによると「決まり手八十二手ランキング」で六十五位、発生割合にして0.01%の珍手とされる「伝え反り」で3勝目を挙げたが、驚異の粘り腰を生んだ鍛錬の成果がうかがえる肉体に注目が集まっている。

 宮城は、日体大相撲部出身の24歳。大学在学時には全日本個人体重別選手権大会シニア男子85キロ未満級で優勝を果たしている実力者。初土俵は令和三年五月場所で、身長171.6センチ、体重108.1キロ。決して大きい体ではないが、非常に均整の取れた筋肉質な体に加えて、端正なルックスもファンに人気で、2023年七月場所では、約20センチ身長が高い徳之武藏(武蔵川)を相手に「居反り」も決めた業師である。

 そんな宮城の鍛錬の賜物である均整の取れた体と相撲センスが可能にした取組にABEMAファンからは「こういう相撲大好きだ」「これこそ大相撲」「いい筋肉」「イケメンよね」「足腰がしっかりしてる」など称賛の声が、さらに「宇良+翠富士÷2=宮城」といった声まで寄せられている。なおこの伝え反り、2022年九月場所に業師・宇良が当時として幕内では20年ぶりに決めて宝富士を下している。(ABEMA/大相撲チャンネル)