プロバスケットボールBリーグ1部(B1)西地区の島根スサノオマジックは20日、東京で初めてとなったホームゲームに臨み、茨城ロボッツ(東地区)を86―56で下した。今季30試合目を快勝し、通算成績は19勝11敗。西地区2位で前半を折り返した…

 プロバスケットボールBリーグ1部(B1)西地区の島根スサノオマジックは20日、東京で初めてとなったホームゲームに臨み、茨城ロボッツ(東地区)を86―56で下した。今季30試合目を快勝し、通算成績は19勝11敗。西地区2位で前半を折り返した。

 約8千席を用意した「武蔵野の森総合スポーツプラザ」(東京都調布市)のメインアリーナには、約5200人が来場した。

 開始直後は茨城を追う展開となったが、安藤誓哉(せいや)選手の3点シュートで同点に追いつくと、攻撃のリズムをつかみ、前半を14点リードで終えた。後半もハッサン・マーティン選手やニック・ケイ選手ら攻撃の要が次々とシュートを決め、茨城を突き放した。

 西地区8チーム中2位と好調な島根だが、今季は昨季のB1得点王ペリン・ビュフォード選手が昨年10月下旬から5試合欠場。波に乗れず、11月は1勝5敗と苦戦。順位を6位まで落とした。

 だが12月から盛り返している。強豪の千葉ジェッツ(東地区)、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区)との試合を勝ち切り、徐々に調子を上げた。そして12月31日、大阪エヴェッサ(西地区)を下し、2位に浮上した。

 29試合を終えた時点でのチームの1試合平均得点は84・2点で、リーグ3位。フリースローの成功率は79・8%とリーグトップを誇る。3年連続のチャンピオンシップ出場を目指すポール・ヘナレヘッドコーチは20日の試合後、「初めての東京開催。よく勝利できた。松江からはるばる東京に、日本全国から試合を見に来てくれてありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。島根は21日も東京で茨城と対戦する。(堀田浩一)