【静岡】Vリーグ2部の女子バレーボールチーム「ブレス浜松」が20日、浜松市浜名区のサーラグリーンアリーナで、今年の初戦に臨んだ。昨年末、地域活性化に取り組む「バレーボールシティ構想」を発表し、この日は約300人の子どもたちを招待。現在2位…

 【静岡】Vリーグ2部の女子バレーボールチーム「ブレス浜松」が20日、浜松市浜名区のサーラグリーンアリーナで、今年の初戦に臨んだ。昨年末、地域活性化に取り組む「バレーボールシティ構想」を発表し、この日は約300人の子どもたちを招待。現在2位の強豪を相手に、逆転勝ちを飾った。

 この日対戦したのは、9勝1敗で現在、リーグ2位のルートインホテルズブリリアントアリーズ(長野県上田市)。2勝5敗で7位のブレスには格上の相手だった。

 ブレスは、第1セットを落としたものの、第2、第3セットを連取。第4セットも、リードを許す展開から終盤に追いつき、逆転で3勝目をあげた。浜田義弘監督は「最後は攻めるサーブが効いた」と話した。

 会場には満員に近い1272人が入り、ブレスに大きな声援を送った。水上真悠子主将は「初めて見に来た人にも、今日はきっと楽しんで頂けたのでは。ひとりでも多くの人に『もう一度見に行きたい』と思ってもらえたら」と話す。

 この日は試合に先立ち、中野祐介市長やVリーグの国分裕之チェアマンらが参加するトークイベントがあり、バレーボールによる地域活性化について話し合った。中野市長は、「バレーボールをする人、みる人、支える人、みんなで応援していきたい」と話した。

 ブレスは、今年の秋に立ち上がる最高峰の「SVリーグ」入りを目指している。国分氏は「参加チームには、ホームタウンを持ち、試合のない日でも地域密着で活動することを求めたい」と話し、ブレスの取り組みにエールを送った。(大平要)