短期免許で来日中のR.キング騎手が、アメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)のチャックネイト(セ6、美浦・堀宣行厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。  キング騎手は英国出身の33歳。14年に騎乗機会を求めてシドニーに拠…

 短期免許で来日中のR.キング騎手が、アメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)のチャックネイト(セ6、美浦・堀宣行厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。

 キング騎手は英国出身の33歳。14年に騎乗機会を求めてシドニーに拠点を移すと、16/17シーズンにシドニーの見習リーディングを獲得。18年にはスプリングチャンピオンSでG1初制覇を果たした。その後もコンスタントに白星を積み重ねており、競争の激しいニューサウスウェールズ州で最も活躍している女性騎手と言える。昨年のWASJ第一戦をドーバーホークで勝利したのは記憶に新しいところだ。

 今回の短期免許では、先週までの5日間で25鞍に騎乗。[3-1-7-14]の勝率12%、複勝率44%と好成績。複勝回収率の185%が示すように伏兵での活躍も目立つ。先週のカーバンクルSでは15番人気のアビッグチアを3着、同じくニューイヤーSでは9番人気のアナゴサンを3着に導き、穴党を喜ばせた。

 AJCCのパートナーはチャックネイトだ。前々走で3勝クラスを卒業すると、重賞初挑戦となった前走のアルゼンチン共和国杯でも3着に健闘。明けて6歳だが、今まさに伸び盛りといった雰囲気がある。追わせるタイプなので、キング騎手とは手が合いそう。自身3回目のJRA重賞参戦で、早くも初制覇となっても決して驚けない。