国枝厩舎の2億円馬スピノザ(牡3)が、日曜中山6Rの3歳新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを目指す。  スピノザは父エピファネイア、母アルテリテ、母の父Literatoの血統。母は米G1のガーデンシティSを制するなど、芝のマイルから中距…

 国枝厩舎の2億円馬スピノザ(牡3)が、日曜中山6Rの3歳新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを目指す。

 スピノザは父エピファネイア、母アルテリテ、母の父Literatoの血統。母は米G1のガーデンシティSを制するなど、芝のマイルから中距離で活躍した。兄姉はJRA1勝止まりだが、血統のポテンシャルは高く、21年のセレクトセール当歳で2億2000万円(税抜)の高値がついたのも納得といえる。

 昨夏に入厩してデビューを目指していたが、無理せずに一旦放牧へ。成長を促してから再入厩すると、入念に乗り込まれてきた。最終追いは坂路併走で4F54秒2-1F13秒2だから、追われてからの伸びに物足りなさが残るが、実戦で変わり身を見せられるか。鞍上は短期免許で来日し、好騎乗を連発しているキング騎手。芝にいって本領発揮となることを期待したい。