末脚自慢のオーロイプラータ(牡4、栗東・宮本博厩舎)が、東海ステークス(4歳上・GII・ダ1800m)で重賞初制覇を狙う。  オーロイプラータは父リアルインパクト、母カリスペル、母の父シングスピールの血統。いとこのシャケトラはGIIを3…

 末脚自慢のオーロイプラータ(牡4、栗東・宮本博厩舎)が、東海ステークス(4歳上・GII・ダ1800m)で重賞初制覇を狙う。

 オーロイプラータは父リアルインパクト、母カリスペル、母の父シングスピールの血統。いとこのシャケトラはGIIを3勝、同じくモルジアナも4勝を挙げてオープンまで出世している。芝ダートや距離を問わず、様々なフィールドで活躍馬を送り出す牝系の出身だ。

 ここまで13戦4勝。序盤で追走に苦労するのがネックだが、JRAのレースに限ると目下5戦連続で上がり3Fがメンバー中最速。昇級戦となった前走のカノープスSも、前と内で運んだ馬が上位を占める中、後方から大外を回しての0秒2差3着だから強い内容だった。ペースに左右される面はあるが、重賞でも突き抜ける脚は秘めている。

 今年の京都ダートは大型馬が強く、540kg以上の馬が[3-2-2-9]の勝率19%、複勝率44%と優秀。また、上がり3Fが最速の馬も[10-13-6-11]の勝率25%、複勝率73%と好成績を残している。前走の馬体重が544kgと超大型、しかも追い込み脚質のオーロイプラータにとって条件は文句なし。降雨による傾向、馬場の変化は気になるところだが、ゴール前での大逆転を期待したい。