1月18日(現地時間17日、日付は以下同)。インディアナ・ペイサーズ、トロント・ラプターズ、ニューオーリンズ・ペリカンズの3…

 1月18日(現地時間17日、日付は以下同)。インディアナ・ペイサーズ、トロント・ラプターズ、ニューオーリンズ・ペリカンズの3チーム間トレードが合意に達し、オールスター選出2度を誇るパスカル・シアカムがラプターズからペイサーズへ移籍することとなった。

 アメリカのスポーツ専門局『ESPN』が報じたトレードの詳細は下記のとおり。

■ペイサーズ、ラプターズ、ペリカンズによる3チーム間トレード


<ペイサーズ獲得>

パスカル・シアカム(フォワード/←ラプターズ)

将来のドラフト2巡目指名権(←ペリカンズ)


<ラプターズ獲得>

ブルース・ブラウン(ガード/←ペイサーズ)

ジョーダン・ウォーラ(フォワード/←ペイサーズ)

カイラ・ルイスJr.(ガード/←ペリカンズ)

2024年のドラフト1巡目指名権2本(←ペイサーズ)

2026年のドラフト1巡目指名権(←ペイサーズ)

 今回のトレードの目玉はオールスターフォワードのシアカム。203センチ104キロのサイズを持つ29歳は、攻防兼備の選手として知られ、今シーズンもここまで39試合の出場で平均22.2得点6.3リバウンド4.9アシストにフィールドゴール成功率52.2パーセントを誇る実力者。

 17日を終えた時点で、ペイサーズは23勝17敗でイースタン・カンファレンス6位と、プレーオフ進出圏内をキープしており、ロスターにはオールスターガードのタイリース・ハリバートンやビッグマンのマイルズ・ターナー、ベネディクト・マサリン、バディ・ヒールドといった選手たちがおり、戦力アップに成功したことは間違いない。

 シアカムは今シーズン終了後に契約満了で制限なしフリーエージェント(FA)になるものの、新天地ペイサーズと再契約を結ぶ見込みと同メディアが報道。また、シアカムの代理人は「パスカルがペイサーズで最高級の機会を手にしたことを楽しみにしている。タイリース、マイルズ、さらにはリック・カーライルという素晴らしいコーチから指導されるのだから」と『Andscape』へ話しており、期待はふくらむばかり。

 一方、ラプターズはNBA入りから在籍8年目をプレーしていた生え抜きのシアカムが退団したことで、2019年の優勝メンバーはクリス・ブーシェイこそロスターにいるものの、ゴールデンステイト・ウォリアーズとの「NBAファイナル2019」に出場した選手は皆無に。

 このトレードで、ラプターズは昨シーズンにシックスマンとしてデンバー・ナゲッツの初優勝へ貢献し、今シーズンはペイサーズで平均12.1得点4.7リバウンド3.0アシスト1.1スティールをマークしているブラウン、同5.2得点1.8リバウンド1.0アシストを残すウォーラ、同2.9得点1.2アシストを記録するルイスJr.、さらには3本のドラフト1巡目指名権を獲得している。