テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は16日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク61位の西岡良仁は第8シードのH・ルーネ(デンマーク)に2-6, 6-4, 6-7 (3-7), 4-6で敗れ、2…

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は16日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク61位の西岡良仁は第8シードのH・ルーネ(デンマーク)に2-6, 6-4, 6-7 (3-7), 4-6で敗れ、2年連続6度目の初戦突破とはならなかった。試合後、西岡は「これだけのレベルのプレーができて、かなり驚いています」と語った。
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28歳の西岡は昨年の全豪オープンでベスト16に進出すると続く全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でも16強入りし6月にはキャリアハイとなる世界ランク24位を記録。シーズン後半は負傷の影響もあり出場試合数は限られ、今シーズンは全豪オープンが初戦となった。
世界ランク8位のルーネとの対戦となった1回戦の第1セット、西岡は13本のウィナーを決めるなど強力なショットを見せるルーネに第4ゲームでブレークを許すと第8ゲームで2度目のブレークを奪われ、先行される。
それでも続く第2セット、西岡が第5ゲームで先にブレークに成功。直後の第6ゲームでは3本のブレークポイントを握られるもこれをしのぎキープする。第10ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎えると1度のブレークポイントを凌ぎ最後はネット際のボレーを沈め、1セットオールに追いつく。
第3セットは両者ともに相手にブレークを与えずタイブレークに突入。しかし、タイブレークで西岡は4度のミニブレークを許しセットカウント1-2と後がなくなる。
そして第4セット、西岡は第1ゲームでいきなりブレークを許す。その後、安定したサービスゲームを展開するルーネを崩せず、3時間25分の熱戦の末に力尽きた。
試合後の会見で西岡はまず英語で試合を振り返った。
「これだけのレベルのプレーができて、かなり驚いています。肩の怪我をしてしまい、その後には脚も痛めてしまったので、2時間以上テニスをしたのはパリマスターズ(昨年10月)以来初めてです」
「2ヵ月以上練習していませんでした。なので、トッププレーヤーであるルーネ選手を相手にこのレベルでプレーできるなんて、自分でも驚きました」
「第3セットを取るチャンスはあったと思います。でも、バックハンドのイージーショットを何度もミスしてしまいました。バックハンドはフォアハンドよりも得意なショットなので僕にとっては珍しいことなんですけど、タイブレークではイージーなショットをミスしてしまいました。それに、第3セットから右足が少し痙攣していました。だから、バックハンドのミスが多くなってしまったんだと思います」
「タフな敗戦ですが、かなりいいプレーができたと思います。ようやく怪我から復帰できたので、とてもうれしいです」
続けて日本語でも質問にも答え、ポジティブな結果だったと話した。
「怪我も良くなりましたし、テニスとしてもだいぶポジティブなテニスが出来たと思うので、結果はもちろん残念ですけど、仕方ないなと思いながらの結果だと思うので、だいぶポジティブな結果だと思います」
勝利したルーネは2回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク122位のA・カゾー(フランス)と対戦する。カゾ―は1回戦で同33位のL・ジェレ(セルビア)を下しての勝ち上がり。
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