大ベテランの横山典弘騎手が、モリアーナ(牝4、美浦・武藤善則厩舎)でアメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)の8勝目を狙う。  横山典弘騎手は86年デビューの55歳。これまでJRAで2938勝、そのうち重賞は186…

 大ベテランの横山典弘騎手が、モリアーナ(牝4、美浦・武藤善則厩舎)でアメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)の8勝目を狙う。

 横山典弘騎手は86年デビューの55歳。これまでJRAで2938勝、そのうち重賞は186勝だが、レース別で最多の7勝を挙げているのがAJCC。これまで21回騎乗して、91年メジロモントレー、97年ローゼンカバリー、05年クラフトワーク、07年マツリダゴッホ、09&10年ネヴァブション、22年キングオブコージで勝利。何より1番人気ではクラフトワークの1勝のみだから、レース相性は抜群といえる。

 今年のパートナーはモリアーナだ。昨年のNHKマイルCで初騎乗して6着。だが、秋初戦の紫苑Sで距離延長すると、さっそく重賞初制覇に導いた。さらに秋華賞でも3着ハーパーから0秒1差の5着に健闘。ベテランの巧みな手綱捌きで、モリアーナの飛躍に貢献している。

 先週の京成杯をダノンデサイルで制し、自らが持つJRA重賞最年長勝利記録を55歳10か月23日に更新した東のレジェンド。勢いに乗っての2週連続重賞Vを期待したい。