今週の日曜日は、京都競馬場で日経新春杯(GII)が行われます。  ここ3年は京都競馬場が改修工事に入っていたため、中京競馬場での開催となっていた日経新春杯。この間、7番人気以下が毎年馬券に絡んでおり高配当を演出しています。ただ、京都競馬…

 今週の日曜日は、京都競馬場で日経新春杯(GII)が行われます。

 ここ3年は京都競馬場が改修工事に入っていたため、中京競馬場での開催となっていた日経新春杯。この間、7番人気以下が毎年馬券に絡んでおり高配当を演出しています。ただ、京都競馬場が舞台だった時も人気薄が度々好走していますので穴馬には注意が必要です。

 20年は11番人気エーティーラッセンが3着、18年は7番人気のガンコが3着に入っています。さらに15年にはアドマイヤデウスが6番人気で優勝し10番人気フーラブライドが2着、3着には7番人気アドマイヤフライトが入り三連単20万馬券の大波乱となっています。

 ハンデ戦で各馬の実力差が縮まりますので、人気薄が好走する可能性が高まる事で波乱傾向が強くなっているのかもしれません。

 今年は前走で3着以内に好走した馬が不在で難解なメンバー構成となっています。近走のレース内容を検証する事が重要と言えますし、レースの展開なども吟味したいところです。的中に近づくためには人気にとらわれない柔軟な予想が鍵になるかもしれません。

 はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆重賞未勝利も能力は十分通用

 今週の日経新春杯でAIが本命に抜擢したのは、人気薄が予想されるハーツイストワールでした。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しハーツイストワールに高評価が与えられました。

 ハーツイストワールは8歳の牡馬。近二走は結果を残せていませんが、二走前のジャパンC(GI)での11着は一線級相手だったので致し方なしと言えるでしょうし、前走のアルゼンチン共和国杯(GII)6着は長期休み明けの影響があったと考えられます。

 そのアルゼンチン共和国杯では道中後方に位置しながらも、直線では一旦2番手に浮上する見せ場十分の内容。そこから粘り切れなかったのは休み明けの分と言えるでしょう。それでもGIで好走歴のあるテーオーロイヤルやユーキャンスマイルなどの重賞勝ち馬にも先着しています。

 まだ重賞は勝っていないハーツイストワールですが、実力的にはいつ重賞タイトルを獲得しても不思議はないレベルの馬と言えます。近二走の結果から人気はなさそうですが、敗因は明確ですし参考外と言えます。

今回はGIIメンバーが相手ですし、長欠明けだった前走を叩いての上積みも見込めますので変わる可能性あるでしょうし、人気薄でも決して侮れない1頭と言えるのではないでしょうか。