デビュー14年目の藤懸貴志騎手が、愛知杯(4歳上牝・GIII・芝2000m)のテリオスマナ(牝6、栗東・松下武士厩舎)で3年ぶりとなるJRA重賞制覇を狙う。  藤懸騎手は11年デビューの30歳。怪我もあって年間10勝前後の成績が続いてい…

 デビュー14年目の藤懸貴志騎手が、愛知杯(4歳上牝・GIII・芝2000m)のテリオスマナ(牝6、栗東・松下武士厩舎)で3年ぶりとなるJRA重賞制覇を狙う。

 藤懸騎手は11年デビューの30歳。怪我もあって年間10勝前後の成績が続いていたが、昨年は自己最多となる20勝をマーク。親しみやすい性格や、熱心に調教をつける姿勢が評価されて、着実に関係者の信頼を集めている。

 愛知杯にはテリオスマナで参戦する。2勝クラスからの格上挑戦とあって、下馬評は低いが、そこはハンデ戦。藤懸騎手にとっては22年CBC賞のアネゴハダ(3着)以来となる49kgは大きなプラスだ。勝てば21年マーメイドSのシャムロックヒル以来、3年ぶりとなるJRA重賞制覇。奇遇にも当時と同じ牝馬限定のハンデ重賞だけに、一発があっても驚けない。