金曜正午の時点で、中山、京都、小倉は全て芝ダートともに良となっている。中山の芝は、年が明けてから高速決着が続いている。徐々にトラックバイアスのない馬場になってきたが、S〜Mペースなら中団より前の組に分がある。ダートは年末の開催に比べると…

 金曜正午の時点で、中山、京都、小倉は全て芝ダートともに良となっている。中山の芝は、年が明けてから高速決着が続いている。徐々にトラックバイアスのない馬場になってきたが、S〜Mペースなら中団より前の組に分がある。ダートは年末の開催に比べると、1800mで1秒ほど時計がかかっている。

 続いて京都。芝は開幕日の6日こそ内枠天国だったが、もともと荒れているので急速に悪化。7日と8日は内有利ということはなく、むしろ外差しも決まるようになっていた。時計はかかるので、軽い芝で切れ味を発揮するタイプは割り引きたい。ダートは乾燥していて、時計がかかっている。520kg以上の大型馬が優勢。1800mの8枠は押さえておいた方がいい。

 最後に小倉。芝は水曜の雨の影響で少し含水率が高いが、まずまず速い時計が出るだろう。開幕週だけあって1200mは1枠が有利。ダートはペース次第で中団以降からでも届くが、直線勝負では差し遅れる。4角までに先団を射程圏に入れたい。

【注目馬】
中山11R・リューベック…前走は2000mで折り合いを欠いたことが敗因。その点、今回は1600mの内枠なので条件が好転する。好位のインから抜け出すとみた。

京都11R・ゾンニッヒ…函館芝1200mでオープンを勝っているように、時計のかかる芝はプラス。徐々に外伸び傾向のコンディションではあるが、京都芝1200mは内枠が圧倒的に有利なので、6番枠もちょうどいい。勝機到来だ。

小倉10R・グランツベリー…外のアンビバレントとの兼ね合いがカギだが、枠の差でおそらくは単騎逃げが叶う。全2勝を挙げる平坦小回り、しかも絶好馬場の開幕週なら押し切れていい。