大分県中津市耶馬渓町の耶馬渓アクアパークで6日、水上スキーとウェイクボードの初滑りがあった。約40人が参加して事故やけがのないことを祈ったあと、ここで練習する小学生や高校生らが湖面に冷たい水しぶきを上げた。 耶馬渓アクアパークは全国でも珍…

 大分県中津市耶馬渓町の耶馬渓アクアパークで6日、水上スキーとウェイクボードの初滑りがあった。約40人が参加して事故やけがのないことを祈ったあと、ここで練習する小学生や高校生らが湖面に冷たい水しぶきを上げた。

 耶馬渓アクアパークは全国でも珍しい市営の水上スポーツ施設。今年度は、水上スキーなどの大会を過去最多の12回開催し、利用者も最多の1万人を超えている。

 初滑り式で大分県ウェイクボード協会の麻野元(もとし)・理事長(56)は「ここが水上スポーツの全国の聖地になったと誇りに思っている」とあいさつした。

 この日の水温は午前11時で11度。昨年、世界水上スキー選手権に日本代表として出場した中津南高耶馬渓校2年の中村成(じょう)さん(16)らが華麗な技を披露した。弟の小学3年、礼さん(9)は、福岡大学の学生たちに囲まれて滑り、「真ん中で転ばずに滑れてよかった」。今年の目標は全日本選手権ジュニア部門への出場だという。(ライター・大畠正吾)