ベテランの高田潤騎手が、日経新春杯(4歳上・GII・芝2400m)のリレーションシップ(牡7、栗東・斉藤崇史厩舎)で3年ぶりに平地重賞に参戦する。  高田騎手は99年デビューの43歳。これまでにJRAで平地55勝、障害138勝の計193…

 ベテランの高田潤騎手が、日経新春杯(4歳上・GII・芝2400m)のリレーションシップ(牡7、栗東・斉藤崇史厩舎)で3年ぶりに平地重賞に参戦する。

 高田騎手は99年デビューの43歳。これまでにJRAで平地55勝、障害138勝の計193勝を挙げている。10年には障害重賞が行われている6つの競馬場全てでの障害重賞制覇を達成。これは新潟と小倉で障害重賞が行われるようになった99年以降では初めての偉業だった。一方、21年9月にはくも膜下出血で約2カ月の戦線離脱。一昨年12月には落馬して第二頸椎を骨折し、長期休養を強いられたが、昨年11月に復帰して健在をアピールしている。

 日経新春杯のパートナーはリレーションシップだ。主戦場はマイル以下で、しかも近走は苦戦続き。あえて強調材料を挙げるなら、父ルーラーシップ×母の父ハーツクライの血統構成が中距離向きということか。高田騎手にとっては21年日経新春杯のエアウィンザー(13着)以来となる平地重賞参戦。06年神戸新聞杯のドリームパスポート以来となる平地重賞2勝目は簡単ではないが、どこまで食い下がれるか。幾度のケガを乗り越えたベテランの奮闘にエールを送りたい。