14日に日経新春杯(GII、京都芝2400m)を含めたWIN5対象レースが行われる。 JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週はWIN5も3日間開催で行われ…

14日に日経新春杯(GII、京都芝2400m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週はWIN5も3日間開催で行われ、全日600万オーバー。今週も荒れそうなレースが多く、引き続き高配当に期待が持てる。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

◆【日経新春杯2024予想/前走ローテ】サトノグランツに「3.0.1.2」の好条件 馬券内率“4割超”にハマる穴馬にも警戒

■サトノグランツは斤量に不安

春の中距離戦線を占うハンデ重賞。ここでは京都開催となった2014年~2020年のデータをもとに分析する。

本レースは例年4歳馬の好走が目立ち、過去7年間で【6.2.0.14】勝率27.3%を記録。レースの中心は勢いのある若馬といえる。

事前の予想ではサトノグランツに票が集まりそうだが、ハンデは57.5キロ。古馬相手の経験がない馬にとって決して楽は斤量とはいえず、目黒記念2着、日経賞3着の実績があるディアスティマと同斤量は少々見込まれた印象を受ける。サトノグランツが背負う57.5キロは影響が大きいと見て良さそうだ。

今回の出走メンバーでは、斤量にも恵まれたリビアングラス、ハーツコンチェルトの2頭が有力。サトノグランツは消しとする。

■京成杯は不安要素のある1頭を消し

今回警戒すべきは、WIN5中山11R・京成杯。昨年は9頭立てで3連単9万3740円、2022年は6番人気のオニャンコポンが制し3連単配当額は32万3010円の大荒れ。今年も波乱が起きる可能性は十分だ。

人気別で見ると、1番人気が3勝。残り7勝は2~7番人気で分けている。前走クラス別では新馬戦組が4勝、次に1勝クラスが3勝。また前走新馬戦、1勝クラスから勝利した馬は、前走で連対した馬に限られている。

前走・重賞組は【2.2.2.35】と不振。前走がGIであれば【2.0.1.7】となるが、今回該当馬はなし。前走・オープン(非リステッド含む)組も【1.1.0.8】で勝率は10.0%にとどまる。以上のデータより、新馬戦もしくは1勝クラス連対から臨む馬が狙い目となる。

今回の出走メンバーではアーバンシック、グローリーアテイン、ジュンゴールド、ニシノフィアンス、バードウォッチャー、マイネルフランツの6頭が条件に合致。気性面に不安を残すアーバンシックは思い切って“消し”とし、グローリーアテイン、ジュンゴールド、ニシノフィアンス、バードウォッチャー、マイネルフランツの5頭で攻略する。

その他、WIN1からWIN5の注目馬は以下の通り。

WIN1・京都10R雅S:ヤマニンウルス、メテオリート、キュールエフウジン WIN2・中山10RジャニュアリーS:サイクロトロン WIN3・小倉11R門司S:スマートサニー、ブリッツファング、スレイマン WIN4・京都11R日経新春杯:リビアングラス、ハーツコンチェルト WIN5・中山11R京成杯:グローリーアテイン、ジュンゴールド、ニシノフィアンス、バードウォッチャー、マイネルフランツ

計90点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)