皐月賞と同じ中山芝2000mで行われる3歳重賞だが、2歳GIが終わった直後ということで、GIクラスに出走していた馬が参戦してくることは稀。今年のメンバーにもいない。重賞ではもう一歩だった馬、新馬や未勝利を勝ち上がったばかりの馬が多く参戦…

 皐月賞と同じ中山芝2000mで行われる3歳重賞だが、2歳GIが終わった直後ということで、GIクラスに出走していた馬が参戦してくることは稀。今年のメンバーにもいない。重賞ではもう一歩だった馬、新馬や未勝利を勝ち上がったばかりの馬が多く参戦し、難解な一戦になることが多い。

1.馬体重

 過去10年のデータを見ると、勝ち馬は440kgから499kgの範囲に収まっていて、大きすぎても小さすぎてもダメ。特に460kg〜479kgの範囲で[6-4-2-35]、単勝回収率も113%と好成績。小さいよりは大きい方が良く、500kgを超える大型馬は2.3着ならある。

2.逃げ馬が苦戦、先行・差しに注目

 過去10回で、逃げた馬は[0-1-0-9]と苦戦傾向。追い込みも決まるが、基本的には好位から中団あたりで競馬ができる馬が理想だ。

3.未勝利勝ちからは勝ち馬がいない

 過去10回で前走のクラスを見ると、新馬が[4-1-3-11]で1勝クラスが[3-2-3-30]。未勝利勝ちからの参戦は[0-4-2-24]と2.3着はあってもアタマはない。特に新馬勝ちから連勝するケースが馬券的にはおいしくなっている。

 ジュンゴールドは新馬戦を強烈な脚で差し切り勝ち、2戦目の紫菊賞は一転して逃げ切って見せた。しかもただの逃げ切りではなく、スローペースながらも追い出されると差し馬のような脚を使った。少頭数だったから逃げただけで、逃げ馬ではない。能力はかなり高く、好走要件にも該当。ここも連勝を伸ばす。