名牝アパパネを母に持つバードウォッチャー(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、京成杯(3歳・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。  バードウォッチャーは父ブラックタイド、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。母は史上3頭目の3冠牝馬…

 名牝アパパネを母に持つバードウォッチャー(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、京成杯(3歳・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 バードウォッチャーは父ブラックタイド、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。母は史上3頭目の3冠牝馬。GIは09年の阪神JF、10年の桜花賞、オークス、秋華賞、11年のヴィクトリアマイルと5勝を挙げた。また、半姉のアカイトリノムスメは21年の秋華賞馬。半兄のジナンボーとラインベックもオープンまで出世している。

 昨年11月の新馬(東京芝1800m)を1番人気に応えてデビュー勝ち。上がり3Fが11秒6-11秒5-11秒3という加速ラップを突き抜けたことに価値があった。今回はキャリア1戦での重賞挑戦、初の右回りなど課題は多いが、血統的に使いながらグングンと良くなるタイプ。ポテンシャルの高さであっさり戴冠となっても決して驚けない。