鹿児島市出身で米ニューヨークを拠点に活動する女子プロボクサーの吉田実代選手(35)が9日、鹿児島県庁を訪れ、昨年12月にIBF女子世界バンタム級王座を獲得したことを塩田康一知事に報告した。タイトルの防衛を誓い、今年の抱負として「ベルトを持…

 鹿児島市出身で米ニューヨークを拠点に活動する女子プロボクサーの吉田実代選手(35)が9日、鹿児島県庁を訪れ、昨年12月にIBF女子世界バンタム級王座を獲得したことを塩田康一知事に報告した。タイトルの防衛を誓い、今年の抱負として「ベルトを持って11月のおはら祭で踊れたら」と語った。

 吉田選手は20歳で総合格闘技を始め、ボクシングに転向して26歳でプロデビュー。2019年にWBO女子世界スーパーフライ級王座を獲得した。22年11月に米国に移住し、格闘技のインストラクターとしても活動。先月の世界戦は別の挑戦者のけがによって巡ってきたチャンスで、王者を判定で下した。

 吉田選手は、鹿児島を拠点にするサッカーやバスケのプロチームの活躍を挙げて「私も鹿児島を盛り上げたい」と話した。(宮田富士男)