J2ブラウブリッツ秋田は10日、高知市で2月の開幕に向けてキャンプインする。創設15年目となる今季の目標は、引き続きJ1昇格プレーオフ進出。スローガンは「秋田一体+(プラス)」で、「+」には、何かもう一つ努力、チャレンジして目標を達成する…

 J2ブラウブリッツ秋田は10日、高知市で2月の開幕に向けてキャンプインする。創設15年目となる今季の目標は、引き続きJ1昇格プレーオフ進出。スローガンは「秋田一体+(プラス)」で、「+」には、何かもう一つ努力、チャレンジして目標を達成する、という意志が込められた。

 8日の新体制発表会では、指揮を執って5季目となる吉田謙監督が「泥臭く戦って参ります」と、いつも通り端的な言葉で決意を表明した。今季は10人の新加入選手を迎え、選手総勢28人で戦っていく。

 昨季はチームの総ゴール数がJ2最少タイの37と、得点力不足に泣いた。その点で注目される新戦力は、J3松本山雅でプレーしていたFW小松蓮選手(25)。昨季のJ3得点王(19ゴール)だ。サッカーで攻めのエース的存在がつける背番号10をもらい、「選手としてすごく幸せ」と意気に感じている。

 守備では、ベテランのDF蜂須賀孝治選手(33)がJ2仙台からやって来た。「経験を(チームに)還元し、みんなと成長したい」。試合終盤の失点が目立った防御網の引き締めに、ひと役買ってくれそうだ。

 高知キャンプは、途中数日間帰秋するものの開幕まで続く。今季J2初戦は2月23~25日のいずれかに予定されている敵地での愛媛戦で、キャンプ地から向かう。秋田でのホーム初戦は3月16日か17日の予定で、仙台との対戦が決まっている。(隈部康弘)