バレーボールの全日本高校選手権(春の高校バレー)の女子で2年ぶり5度目の優勝を果たした就実の選手らが9日、岡山に戻ってきた。「つなぐバレー」で勝ち取った日本一に、選手たちは祝福を受けた。 岡山市北区の学校には「祝 春高バレー優勝 感動をあ…

 バレーボールの全日本高校選手権(春の高校バレー)の女子で2年ぶり5度目の優勝を果たした就実の選手らが9日、岡山に戻ってきた。「つなぐバレー」で勝ち取った日本一に、選手たちは祝福を受けた。

 岡山市北区の学校には「祝 春高バレー優勝 感動をありがとう」の垂れ幕が掲げられた。選手たちがバスで到着すると、生徒や教職員らの大きな拍手で迎えられた。

 前回大会では、初戦の試合前に新型コロナの抗原検査でチーム内に陽性の疑いが出たため、大会規定で欠場に。3連覇の夢は挑戦すらかなわなかった。今大会は、その悔しさを晴らすかのように、全6試合で1セットも失わないまま優勝した。

 この日、秋山圭子校長が「去年、大変な思いをしたが、それを乗り越えてやってきた」とたたえると、西畑美希監督は「(応援してくれた)皆さんの力が私たちを後押ししてくれた」とあいさつした。

 西畑監督は「自分たちの力を出し切ることに専念した結果」と振り返り、井上凜香主将は「全員でひろって、全員でつなぐのが私たちのバレー。後輩たちに引き継ぎたい」と話した。(浅見和生)