第72回小柳賞佐世保シティロードレース大会(実行委主催、NCC長崎文化放送、佐世保市スポーツ協会共催、朝日新聞社など後援)が7日、長崎県佐世保市総合グラウンドなどで開かれた。1590人がエントリーし、1450人が完走。参加者らは寒空の下、…

 第72回小柳賞佐世保シティロードレース大会(実行委主催、NCC長崎文化放送、佐世保市スポーツ協会共催、朝日新聞社など後援)が7日、長崎県佐世保市総合グラウンドなどで開かれた。1590人がエントリーし、1450人が完走。参加者らは寒空の下、ほおを赤らめ、力いっぱい走りきった。

 コースは3種類。親子で参加する「ファミリー」の部と小学3~6年は1・5キロ、高校・一般女子の一部と中学が3キロ、その他は10キロを走った。スタンドからは、絶え間なく大きな声援が響いた。

 小学3年男子の部を走った藤島碧(あおい)さんは、初参加で優勝。「『もう少しだぞ、頑張れ』という父さんの声が聞こえた。うれしかった」と話した。普段はソフトボール部といい、「どれだけ速く走れるか試してみたかった」。部活の仲間から「すごい」と声をかけられ、笑顔を見せた。

 小学4年女子の部で優勝した吉田萌華さんは「小学校から家まで走って帰ったりして練習してきた。成果が出た」。ランニングチームに所属しているといい、「ライバルに勝ちたい」と今年の抱負を語った。

 大会は、同市出身で戦前の陸上長距離界で活躍した小柳早見氏の栄誉をたたえて開催している。大会の結果は近日中に大会ウェブサイトに掲載される予定。(寺島笑花)