オリックス・バファローズの頓宮裕真が大ブレイクのキッカケとなった“勝負の1球”について改めて語った。【映像】頭にデッドボール!打撃を変えたホームランを打つ瞬間「ABEMAバズ!パ・リーグ2023年末SP」(ABEMA…

オリックス・バファローズの頓宮裕真が大ブレイクのキッカケとなった“勝負の1球”について改めて語った。

【映像】頭にデッドボール!打撃を変えたホームランを打つ瞬間

「ABEMAバズ!パ・リーグ2023年末SP」(ABEMA)で、今季、パ・リーグ首位打者を獲得した頓宮裕真の独占インタビューを放送。

4月12日に楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、頭部に死球を受け、途中交代となった頓宮。こうした死球を受けると、復帰した後も、なかなか本来の打撃を取り戻せないというケースも珍しくないだけに、復帰戦となった4月16日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)では、いつも以上に注目が集まることとなったが、そうした状況の中で頓宮は、見事、ライトへのホームラン。負傷からの復帰に自ら祝砲を放つという、これ以上ない形での戦列への復帰となった。

今回のインタビューで頓宮は、改めてこの一打を振り返り、「頭にデッドボールをもらって、復帰戦で種市投手から、ライト方向にホームランを打ったんですけど、インコースを逆にビビらずに踏み込んでいこうと。自分の中で決めて試合に臨んだので、そこからもライト前とかも増えてきたと思うので、それは良かったなと思いますね。」と、気持ちで負けないように打席に入り、見事、右方向への本塁打を放つことができたことで、感覚的な何かを掴んだのか、それ以降、右への打球が増えたのだという。まさに“怪我の功名”。頓宮自身、「ホームランばかり狙ってた」と振り返る“以前のスイング”から、完全に脱却した瞬間であったといえるかもしれない。

この死球からの復帰後、本格的に調子を上げた頓宮は、最終的に今季、首位打者を獲得するまでになるが、こうした頓宮の活躍を踏まえる形で、野球解説者の五十嵐亮太氏は「マークがキツくなりますね。そんななかで、やっぱり今年も対応しながらとか、自分で何かキッカケを掴んで良くなっていく選手なので、そう(マークがキツく)なったらそうなったで、それに対応できるかどうかっていうのが大事なんですけど、一流選手は、そういうのに対応してどんどん結果を残していくので。そこに期待したいですよね。」と、他球団からの警戒が厳しくなるなかで、さらなる高みを目指して、どのような進化を見せることとなるのか注目が集まっている。

(ABEMA「バズ!パ・リーグ」)