一足早い伊豆の春を楽しむウォーキング「下田水仙ツーデーマーチ」(実行委員会など主催)が6日、静岡県下田市で始まった。道の駅「開国下田みなと」で開かれた出発式では、能登半島地震の被災者への義援金が呼びかけられ、募金箱を抱えた担当者の前に列が…

 一足早い伊豆の春を楽しむウォーキング「下田水仙ツーデーマーチ」(実行委員会など主催)が6日、静岡県下田市で始まった。道の駅「開国下田みなと」で開かれた出発式では、能登半島地震の被災者への義援金が呼びかけられ、募金箱を抱えた担当者の前に列ができた。

 青森県から宮崎県まで全国から374人が参加。ゼッケンに「被災地に心を寄せて歩く」「能登半島のみなさん がんばってください」などのメッセージを記す人もいた。この日は風は強かったが晴天に恵まれ、海岸沿いの須崎遊歩道の景色や爪木崎の五分咲きのスイセンを楽しみながら20キロと10キロのコースを歩いた。

 毎年歩いているという南伊豆町の山本清さん(71)は「年の初めのスタート。天気もよく参加者も多かった」。コースの途中で、福井からの参加者に能登半島地震発生時の様子を聞いたという。

 7日は玉泉寺やペリーロードなど開国ゆかりの地を回るコースを設けている。(佐藤実千秋)