馬名と縁が深い日にタイトル奪取となるか。チャレンジCで4着だったエピファニー(牡5、美浦・宮田敬介厩舎)が、中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。  エピファニーの馬名の由来は「公現祭。父名より連想」とある。そこ…

 馬名と縁が深い日にタイトル奪取となるか。チャレンジCで4着だったエピファニー(牡5、美浦・宮田敬介厩舎)が、中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 エピファニーの馬名の由来は「公現祭。父名より連想」とある。そこで父エピファネイアの馬名の由来を見ると「クリスマスから12日目にあたる1月6日「公現祭」(ギリシャ語)」となっている。つまり、この父仔の馬名はともに「公現祭」という意味で、言語が変わっただけなのだ。ちなみに公現祭とはローマ・カトリック教会で1月6日に行われる祝祭。三博士の来訪によってキリストが神の子として公に世に現われたことを記念するもので、クリスマスから第12日目の1月6日に行われる。エピファニーの出走に合わせたわけではないのは当然だが、今年の中山金杯が6年ぶりに1月6日の開催となるのは面白い偶然だ。

 一時はオープンの壁に当たっていたエピファニーだが、昨秋からケフェウスSが1着、2回目の重賞挑戦となったチャレンジCが4着と、充実期を迎えつつある。5歳を迎えての初戦となる今回、自らを祝う勝利となるか注目したい。