3歳時に京都新聞杯、神戸新聞杯と重賞2勝を挙げたサトノグランツ(栗東・友道康夫厩舎)。前走菊花賞は10着に敗れてしまったが、その後は日経新春杯(1月14日・京都芝2400m)に目標を定めて始動。今朝4日はレースに向けた1週前追い切りを行…

 3歳時に京都新聞杯、神戸新聞杯と重賞2勝を挙げたサトノグランツ(栗東・友道康夫厩舎)。前走菊花賞は10着に敗れてしまったが、その後は日経新春杯(1月14日・京都芝2400m)に目標を定めて始動。今朝4日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 主戦を務める川田将雅騎手が跨り、CWでの3頭併せ。ミスフィガロが先行して、それを3馬身ほど後ろから追走。その後ろにはシンザン記念への出走を予定しているケーブパールが追走するという隊列だった。

 この時間帯は陽が差していたが、基本的には朝から強い雨が降っており、馬場は少し重め。そんな中でも苦にするようなことはなく、力強い走りで道中を駆け抜けていき、最後の直線では3頭の真ん中から一完歩ごとに両サイドの2頭を引き離していくような動き。手応えには余裕があった。

 時計は6F85.0〜5F69.7〜4F54.2〜3F38.1〜2F23.4〜1F11.6秒。最後の直線で2F11秒台を踏んだのは、中盤で16秒台のラップが入ったからという見方もできるが、あれだけ余裕を持って動くことができていたので、そもそも、ここまでの追い切り過程が順調だからこその動きと判断できる。

(取材・文:井内利彰)