香川と岡山両県に10カ所ある極真空手中山道場の道場生らが3日、香川県坂出市の沙弥島にある沙弥ナカンダ浜で寒稽古をした。3~57歳の道場生約80人が集まり、冷たい海の中で稽古に取り組んだ。同道場が寒稽古を行うのは、4年ぶり。 道場生たちは、…

 香川と岡山両県に10カ所ある極真空手中山道場の道場生らが3日、香川県坂出市の沙弥島にある沙弥ナカンダ浜で寒稽古をした。3~57歳の道場生約80人が集まり、冷たい海の中で稽古に取り組んだ。同道場が寒稽古を行うのは、4年ぶり。

 道場生たちは、砂浜のごみ拾いをした後、冷たい海の波打ち際で水の冷たさに悲鳴を上げながら、全員で突きや蹴りなどの基本稽古をした。その後、小学生以上の道場生は、腰のあたりまで海につかりながら、組み手を行った。

 道場代表の中山敏之さん(57)は「寒い時期に冷たい海に入ることで、精神的苦境に立つ。1年の最初にやることで、この1年、どんな辛いことにも立ち向かえるようになる」と話す。

 幼稚園の頃に空手を始めた、小学4年生の小山舜介さんは「大会にできるだけ出て、1位をとりたい」と目標を語った。(内海日和)