第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)が1日、前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100キロのコースであり、全国6地区の代表41チームが新春の上州路を駆け抜けた。地元・群馬のSUBARU(スバル、太田市)は4時間55分3…

 第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)が1日、前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100キロのコースであり、全国6地区の代表41チームが新春の上州路を駆け抜けた。地元・群馬のSUBARU(スバル、太田市)は4時間55分34秒で14位となり、3年連続の入賞はならなかった。沿道では、市民ら約50万人(主催者発表)が声援を送り、元日の風物詩を楽しんだ。

 スバルは、1区が37位とスタートで大きく出遅れたが、後続の選手たちが徐々に順位を上げる粘りの走りを繰り広げた。6区で12位まで巻き返したが、入賞ラインには届かなかった。

 スバルは3年連続23回目の出場。一昨年は2位、昨年は7位で、今年は3位以内を目標に掲げて臨んだ。終了後、奥谷亘監督は「自分たちの力が足りなかった。もう一度、地に足をつけてコツコツと努力し、立て直したい」と話した。

 主将の梶谷瑠哉(りゅうや)選手(27)は3区(15・4キロ)を走り、7人抜きの力走。「前半に流れに乗れなかった。悔しい」と肩を落としながらも、「(3位以内という)目標は下げたくない。来年は上の順位を狙えるチームをつくっていきたい」とリベンジを誓った。

 レースは、トヨタ自動車が8年ぶり4回目の優勝を果たした。3連覇を狙ったホンダは2位だった。(前田基行)