第103回全国高校ラグビー大会は1日、東大阪市花園ラグビー場で8強入りをかけた3回戦があった。大阪桐蔭(大阪第2)は石見智翠館(島根)に快勝。東海大大阪仰星(大阪第3)は報徳学園(兵庫)に大接戦のすえに勝った。3日の準々決勝で、大阪桐蔭は…

 第103回全国高校ラグビー大会は1日、東大阪市花園ラグビー場で8強入りをかけた3回戦があった。大阪桐蔭(大阪第2)は石見智翠館(島根)に快勝。東海大大阪仰星(大阪第3)は報徳学園(兵庫)に大接戦のすえに勝った。3日の準々決勝で、大阪桐蔭は流通経大柏(千葉)、東海大大阪仰星は桐蔭学園(神奈川)と対戦する。

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 大阪桐蔭は力と正確性でぶつかり合いを制し、石見智翠館を37ー10で下した。

 前半8分、ラインアウトからモールで押し込んでトライ。16分にはラックからのボール展開で、FB南野将生選手(3年)がトライし、試合の主導権を握った。後半も2トライで加点した。綾部正史監督は「自分たちの形を表現できた。次の試合からが勝負だ」と話した。

 東海大大阪仰星と報徳学園は、3大会連続の対戦となった。前々回は仰星、前回は報徳がそれぞれ勝利。両チームは、息詰まる大接戦の末、17―15で東海大大阪仰星が逃げ切った。

 リードされてから追いついて7―7で折り返した後半12分、HB阪井優晃選手(3年)のトライで初めて先行、同17分に再び阪井選手がトライ。守備力で報徳の猛攻をしのいだ。

 和田寛大主将(3年)は「ペナルティーを多く出してしまうという自分たちのミスで、ピンチを招いてしまった。次戦では、ノーペナルティーを徹底していきます」と話した。(編集委員・中島隆)