昨年55勝を挙げて初の全国リーディングに輝いた杉山晴紀厩舎が、フェアリーステークス(3歳牝・GIII・芝1600m)のキャプテンネキ(牝3)で新年早々の重賞制覇を狙う。  杉山晴紀厩舎は16年10月に開業した。18年目黒記念のウインテン…

 昨年55勝を挙げて初の全国リーディングに輝いた杉山晴紀厩舎が、フェアリーステークス(3歳牝・GIII・芝1600m)のキャプテンネキ(牝3)で新年早々の重賞制覇を狙う。

 杉山晴紀厩舎は16年10月に開業した。18年目黒記念のウインテンダネスでJRA重賞初制覇を果たすと、同年JBCクラシックのケイティブレイブでJRAのGI級初制覇。20年にはデアリングタクトで牝馬3冠を制するなど、着実にトップトレーナーへの階段を駆け上がってきた。そして昨年は天皇賞(春)のジャスティンパレスなど、JRA重賞を4勝してリーディングを獲得。関西はもちろん、日本を代表するトレーナーといえる。

 新年の重賞初参戦はフェアリーSのキャプテンネキだ。新馬、りんどう賞とデビュー2連勝。続く前走のファンタジーSは6着に敗れたが、初めて馬群の中での競馬をしながら大崩れしなかったことを評価したい。今回は初の1600mがカギとなるが、メンバー中3頭しかいない2勝馬だから、地力は上位。厩舎の勢いも味方に付けて、今度こそタイトル奪取といきたい。