(1日、全国高校ラグビー大会3回戦 愛知・中部大春日丘24―19栃木・国学院栃木) 中部大春日丘のナンバー8浜浦幸太郎が攻守に活躍した。 14―14の後半15分、中部大春日丘は敵陣10メートル付近でラインアウトからモールをつくる。 密集の…
(1日、全国高校ラグビー大会3回戦 愛知・中部大春日丘24―19栃木・国学院栃木)
中部大春日丘のナンバー8浜浦幸太郎が攻守に活躍した。
14―14の後半15分、中部大春日丘は敵陣10メートル付近でラインアウトからモールをつくる。
密集の一番後ろでボールを手にした浜浦は「左が空いている。いけるな」。飛び出して勝ち越しのトライを決めた。
その後、24―19と5点差にまで詰め寄られたロスタイム。味方のタックルで相手が倒れたところにすかさず体を寄せて反則を誘い、試合を終わらせた。
浜浦の父親は、来季のサッカーJ1復帰を決めたジュビロ磐田の社長・浜浦幸光氏。幸光氏は元ラガーマンで、社会人ラグビーのヤマハ発動機(現リーグワンの静岡ブルーレヴズ)でフッカーとして活躍していた。
父親の影響でラグビーを始めた浜浦は、中部大春日丘に入学した後も「もっとタックル低く」「ジャッカルで次のプレーを狙っていけ」などと、試合が終わるたびにアドバイスを受けてきた。
この日も試合前、父から「緊張すると思うけど、自信を持って積極的なプレーでいけ」と声かけがあったという。
チームは高松北(香川)が棄権したため、2回戦は不戦勝。この日が初戦だったが、浜浦は「不安はあったけど、その分、ミーティングや分析の時間を増やせた。自分たちのやってきたことを出すことができた」。
チームは3大会ぶりに8強入りを果たし、スタンドで応援していた父に胸を張れるプレーができた。