第103回全国高校ラグビー大会は30日、大阪・花園ラグビー場で2回戦があり、埼玉県代表の川越東は光泉カトリック(滋賀)に19―31で敗れた。 川越東は前半3分、相手に先制トライを奪われたが、同8分にゴール直前でのラックからロックの松本青大…
第103回全国高校ラグビー大会は30日、大阪・花園ラグビー場で2回戦があり、埼玉県代表の川越東は光泉カトリック(滋賀)に19―31で敗れた。
川越東は前半3分、相手に先制トライを奪われたが、同8分にゴール直前でのラックからロックの松本青大選手(3年)が右に持ち出してトライ。ゴールキックも成功し、同点に追いついた。
後半は相手にパスをつながれ、同10分までに連続トライを許すなど苦戦を強いられた。それでも同15分、ラインアウトからモールで押し込み、ロックの小泉諒人選手(3年)がトライ。17点差に広げられた同27分には、敵陣22メートル付近から右に展開し、フルバック南雲優佑選手(2年)がトライしたが、追いつけなかった。
フランカーの高尾将太主将(3年)は、この日も最後まで体を張って相手にくらいついた。試合後は「ミスはあったけれどフォワードがボールを前に運んで、バックスが得点するという、自分たちのラグビーができた。最高の思い出になりました」と語った。
目標としていた「花園での年越し」はかなわなかった。しかし、聖地での初勝利をつかみ、チームの歴史を塗り替えた。(浅田朋範)